ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

「フィンランド・グラスアート」展(目黒) レポ

きらきらでかわいいやつ。

まずは概要から。9月3日まで目黒駅から徒歩5分の東京都庭園美術館にて開催中。オンラインによる日時指定予約制のチケットが販売されているので、QRコードのご準備をお忘れなく。毎週月曜が休館日ですが、海の日は開館しています。代わりに翌日が休館日となります。10時から18時まで開いています。

内装とグラスアートのコントラストが美しい。まずはこれを見てほしいのです。私の一眼レフカメラで撮ったのですが、めちゃきれいで……

グラスアートの一部

撮影OKなのですよ。そう考えるとチケット代が安すぎる。内装や背景とのコントラスト、光の加減を考えながらの撮影だったので、非常に勉強になりましたし、グラスアートの繊細さが浮き上がる配列になっているのもポイントです。アーティストの個性に合わせてお部屋が分かれているのですが、その「どこにどの作品が置いてあるか」も見どころです。歴代のフィンランド・グラスアートの巨匠たちを、文字通り光り輝くものにしてくれたガラス作品が、間近で、しかも日や時間帯によって異なる表情を見せる屋内に配置されていることの奇跡……最後の定休日を使って行った甲斐がありました。もちろん写真におさめたかったのですが、それ以上に静謐な空気の中で作品と対峙できるそのお得感が半端なく貴重な時間なので……ぜひ行ってほしい……。

フィンランドのデザインは基本的に北欧の厳しい自然環境や人々の生活の営みを切り取ったものが多く、このグラスアートも例外ではないのですが、白樺の木やコケの生えるツンドラを思わせる白いグラスアートなどには祖国を愛する気持ちと自然に対する畏怖の感情が感じられて、とても感動しました。近現代になっていくと色彩も豊かになりますが、それも含めて変化を愉しむ展示として優秀です。涼しい屋内で、目からも涼を感じられる良い展示でした。

グラスアートの一部②