ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 2026年5月

更新が遅くなりました、すみません。てんやわんやの5月、やっと総括します。わたしの周囲でも現在、いろいろな人がそれぞれの方向へと頑張っていて、わたしもぼーっとしている場合じゃない、と奮起したところです。わたしもわたしのやりたいことを、やりたいように。

研修を受けたよ

人生で何度目かの校内研修を受けました。今回は校内全ての授業を参観して、そのうえで参観者である大学の先生からお話が伺えるとのことで、先生のお話を聞いて「次の授業ではあれをやりたい」「真似してみたい」とわくわくしながらメモを取りました。個人的に学んでよかったと思ったのは、以下の部分です。

①授業の中で「どっちがいい?」「どう思う?」など、比較するきっかけを作りながら問いかけることが大事なのだそうです。比較することで思考・判断・表現力等は伸びる。なぜなら「比較」は思考したうえでの判断だから。この話は目からうろこというか、痒いところに手が届くというか、肚落ちするというか……非常に納得した話でした。そのためわたしの授業にも今頑張って比較を取り入れています。

②授業内で机間指導をする際は、よいアイデアを発見し、承認し、支援するためにペンを持ってプリントやノートに記録しながらがベター。知識伝達(教授)を増やさないと勉強ができない、というわけではなく、むしろ今までの学習、過去の知識を活用する場面を作る。知識活用ができれば思考の基盤はできている。

いやー、めちゃくちゃテンションが上がりました。学びをやめない教員でよかった。体は限界だったようで、翌日熱を出しましたがそれでも研修を受けてよかった。

わたしの課題は板書です

「板書、書きすぎ!」と先輩からご指導賜りました。気にかけていただけるほど仲良くなれたのはうれしい。それでもわたしの課題はずっとこれ。板書量の多さはわたしが目をそらし続けてきた課題です。生徒に話を聞いてもらうために、板書を写せばいいだけにしてはいけないし、板書することによってプリントの書き込みに差がつかなくなって評価基準の一貫性がブレる部分もあると学びました。長年放置してしまったわたしの良くない癖に向き合う時が来ました。声に出して発表、という形にすればいいかな、と思うなどしています。その話を明日(2026年6月3日)にしに行こうと思っていたら台風直撃でひやひやしております。

ある女の子が言っていたこと

学習性無力感をなくしたい、という話。ある女の子は「国語は何を試しても成績が上がらなかった、だからもうテストも無理だ」と諦めモードでした。それをどうにか改善するために、楽しく学習するために、わたしの研究(TRPG実践)はあるんじゃないか!? とも思うので、次のプレゼン単元は楽しくやっていきます。乞うご期待。

教育現場から 2026年4月

たいへんなことになったぞ。どうも、ももちゃんです。

仕事爆増

週あたりの勤務時間が増えました。なんと非常勤の上限ギリギリまで働いているので、肉体が限界を訴えております。今月はとりあえず週5日の勤務(計24時間19コマ)、休むことなく過ごせたのですが……すでに先が思いやられる……それでも毎日が楽しいです。授業参観をさせてもらったり、授業プリントを一緒に作成したりとかなり充実した毎日です。今年度は1年生と2年生を受け持っているのですが、それぞれカラーが全く違うのも面白いところ。

さらに言えば、先立つものが無ければ人間は生きていけないし、わたし自身のキャパシティを増やしたいという希望もあっての時間数アップなので、途中で投げ出さず真剣に取り組みます。ゴールデンウィークも原稿100本ノックが始まっており、上を下への大騒ぎです。ももちゃん、大丈夫なの、これ。

授業参観に行っています

毎週どこかで参観に行こうと思っていたところ、研究主事の先生が「いつでもおいで」と言ってくださり、マジでいつでも参観しています。さすがはベテラン、何か特別な準備や動機づけをしなくても生徒が食いつくのです。秘密はおそらくプリントと話術。生徒との信頼関係をこの1か月間で築き上げ、さらに生徒自身が「もっと知りたい」「もっと勉強したい」と思えるようなプリントの工夫がありました。自分で書き込むところとあらすじをおさえるところで2段組にして、BとA以上の基準がはっきりわかるのです。革命的。授業のスタイルがすごく参考になると思っている先生です。

もっとアドバイスがほしい~と思っているのでどんどこ話しかけます。

研究のこと

今年度の2年生に研究協力をお願いしました。即断即決でOKしてくれた管理職と同僚に感謝しかないです。いい論文を書くからな。秋に授業で使用するためのTRPGシナリオも新たに書き始めており、それを含めての原稿100本ノックなのです。それにしても、生成AIにアイデア出しをさせるのはかなりよいですね。国語科で使うことやルーブリックで評価することなどを踏まえてネタをくれるので、お題のある執筆に近い印象です。

研究成果はももちゃんのX(旧Twitter)やcodocで読めます。頑張って更新します。

授業のこと

1年後にこうなっていてほしい、という生徒像やいちばん深く掘り下げたい内容を基準として授業を構成していくのがうまくなった気がします。それはもちろん、組んでいる先生との相談のうえでのことなのですが、今までじぶんがやっていたことは間違いではなかった(※正解でもないけれど)ということを強く感じています。中2『枕草子』で定子サロン体験会をやったのも、「古典を現代に逆照射する」という大きな問いと活動が根幹にあって、それを実現したという感じ。これからも目標と単元の構成を整理しながら授業をしていきます。

教育現場から 2026年3月

学年末の反省をしようじゃないか。ごきげんよう、ももちゃんです。昨日(3月24日)をもって年度内の勤務が終わりました。自分の至らないことと立ち回りについての話。

年度の総括

IB教育や個別最適な学習指導など、新しい指導理論を学んでそのまま実践、という形の授業にたくさん取り組んだ1年間でした。何度も失敗と成功を繰り返しながら成長していったという手ごたえがあります。授業をするのが大好きなので、自分の授業スキルが上がっている感じがしてうれしいことこの上なし。特に大学院での学びをすぐに現場で活かせたことがでかいと思いました。探究ってこういうものなのか……!

大学院の授業にはオンラインで参加することが圧倒的に多かったのですが、学会や研究発表などでさまざまな大学キャンパスに足を運ぶこともあったので、決して閉じた研究ではなかったのも大事なことだったと思います。先輩が「人に会わないと(逃げグセがつく、締め切りが見えなくなることで)執筆が滞る」とおっしゃっていたので、勉強会と並行して研究室の自主ゼミ参加、いっちょいきますか……という気持ちに今なっています。

TRPG勉強会も実施しており、発表を聞いていただけたのもうれしかったです。じぶんの取り組みがニッチな層に刺さったのか!? と壮大な勘違いをしています。これからも、じぶんのペースで活動していくももちゃんを応援してくれるとありがたいです!

来年度のこと

現任校にとどまることが決まり、受け持ちコマ数も爆増したので大忙し確定です。お仕事大好き人間としては「よっしゃー!」という気持ちでいっぱいです。そのぶん期待されているということなので、自分にできる範囲のことはていねいにやろうと思います。

①行動による修正

ももちゃんの体調管理における最大のウィークポイントとして、冬季になるとまったく起きられないという例のアレがあるので、「行動の修正」と「約束」をすることにしました。いわゆる「環境調整」というもので、出勤する日は何時までに遅刻の連絡をして、それがなかった場合はこういう対応でお願いします! というのを提示したり、全職員にわたしの病気のことを周知してもらったり……病気でも好きなことで働くための作戦を考えています。

②足並みをそろえる

わたしがメインでは関わらない学年の授業もあるので、主担当の先生に「お世話になります」という話をしてきました。これから何度も細かく打ち合わせをしていくことも考えています。その先生はとっても授業が上手い先生なので、質問しまくって先達の優れたやり方を学んでいきたいところ。任された仕事は謹んで受ける、ということをどの仕事でも徹底していきます。

読んでいる本の話

ファニーハフ『おしゃべりな脳の研究』(みすず書房)を読んでいます。以前先輩から「ももちゃんって頭の中どんな感じ?」みたいな話を振られたことがあり、言葉でとっ散らかっているももちゃんの脳内を解明すべく手に取った1冊です。面白い。わたしのあたりまえはあたりまえではないというあたりまえ体操。読める幸せをかみしめています。

教育現場から 2026年2月

無事に生き延びました。好きな仕事を嫌いにならないための最大のコツは、適度に距離を取ることと見つけたり。

生徒の努力の成果

高校受験および大学受験の指導を終えて、ほっとしています。無事に受かった生徒もいますが、受け入れがたい結果になってしまった生徒もおり、やっぱりわたしはまだ受験に関する経験が足りないなと思ってしまいました。来年度の目標として、月に1~2回過去問題演習をする時間を作ることにします。それをしたところで何かが劇的に変わるとは思っていませんし、百発百中で合格させるのは無理です。それはそうだけれど、現状把握やサポートの仕方を今以上にきめ細かにしたほうがいいし、課題もフィードバックして初めて意味のあるものになるのだと痛感しての決意です。じぶんの負荷を増やしながら、今以上に楽しく勉学に励むこととします。まずは今年の日東駒専からかな……。

2025年度課題研究発表会にて

先日、大学の講義棟に1年ぶりに足を踏み入れました。「ももちゃん先生は本当に他の人間と同じ24時間で生活しているんですか?」という素朴な疑問をぶつけられつつ、内心12時間寝ていますとは言えないなと思うなど。研究発表では「目標管理シートの使い方」や「学習転移のさせ方」など実践にすぐ活かせそうな研究成果の知見を得られたので、たいへんありがたかったです。ももちゃんの主指導教員の先生や研究室でお世話になっている先生など教授陣からは「無理してない? 健康第一でね」「もう課題研究論文が半分くらい書き上がっているのは、かなり良いペースですね」と、ねぎらいやお褒めの言葉をたくさん頂戴したのも嬉しかったです。先輩が言っていた「人と会わないことは研究を鈍化させる」という言葉の重みを感じました。

わたしのTRPG研究そのものは、今のところ先行研究のまとめが終わっており、3月末までに2025年度の予備調査結果をまとめるところまできています。研究室によってお作法がぜんぜん違うので、震えながら「あっているのか!?」の連続で書いていますが、やるしかあるめえ! とにかく書き上げます。話はそれからだ。

失敗の話

IB(国際バカロレア)的な概念型カリキュラムに当てはめた授業実践に取り組んだのですが、どえらい失敗をしました。カリキュラム・マネジメント上の問題というより、この1単元で完結させようとしたのがダメでした。生徒たちにはIBの経験がなく、時間がかかることを加味して通年での指導にすべきでした。

具体的には星野道夫『アラスカとの出会い』にてアクティビティを2回挟んで、「美とは個人の創造性を多様に変化させるものである」という概念を理解してもらう……という目論見があったのですが、わたし自身の技量不足もあって大失敗です。

来年度は「個別最適」とともに「学習成果の転移」を意識していきます。

教育現場から 2026年1月

今年も飛躍の1年にするために、じっくりとかがんでいるところ。

どうしても無理なこと

朝起きるのが! しんどい! どうしてもしんどい! これが統合失調症患者でありうつ病にも苦しめられている者の本領発揮だ!

……というわけで絶賛寝坊しまくりです。申し訳なさで涙を流す日々です(マジで仕事に行けない日は悔しくてえぐえぐ泣いている、ガチの仕事LOVERです)。

教員という、率先して大人としての範を示さなければならない存在が、こんなによわっちくてどうするんだということも考えるのですが、それ以上に「わたしにしかなれないロールモデル」に思いを馳せている今日この頃。というのも、わたしは今サポートルームでの学習補助業務もしているので、そういう場所に来る「普通から逸脱してしまう、しなければ自己を守れない」というのっぴきならない事情を抱えた生徒にこそ示していきたい働き方をしている(と思っている自意識過剰野郎な)のだと思ってやり過ごしています。人にはそれぞれ事情がある。

今月の目標と総括

修士論文については、先行研究をあらかたまとめ終えたところです。そして研究結果も集まり始め、3月末までにわたしが1年かけて実施した予備調査の結果を、研究論文に体裁を整えて明記すること……それが2026年2月3日22時現在の己に課された使命です。これが! 修士2年目のMAN WITH A MISSIONというもの! 正直心身ともにしんどいですが、研究がつらいことと研究が楽しいことは両立している……人間は不思議な生き物ですね……ぼちぼちやっていくしかありませんが、なんとか頑張ります。

授業ですが、かなり充実してきました。ひとつは「活動あって学び無し」にしない方法を編み出したこと。ひとつは「教え込みを脱却する」方法を考案したこと。実践の内容について、詳しくはcodocに書きます。お待ちくださいね……そちらも読んでね……!

自分の力量が純粋に上がってきたというよりも、授業に対して余裕が生まれてきたことが大きいように感じます。だってもうすぐ8年めだし。トライアンドエラーを繰り返しながら、ダメだったことに向き合って一発で修正する。むやみやたらと手を出すより絞る。そういうことをやっているのが今です。来年度もきっとそういう実践を積み重ねていくのだろうと思うし、それこそが教師の地道な研究と修養に関連するのではないかと思うのです。

番外編コラム・読んだ本

今年は読んだ本の紹介もしようと思うので、ちらっと書いていきます。

今読み終えたのは、伊藤氏貴著『読む技法』(中公新書)です。実は昨年、似たような本で山野弘樹氏の書かれた『20代からの文章読本』(大和書房)を読んだのですが、純粋に「これは中学生相手の授業に使えるのでは」と思ったのです。それがきっかけとなり、読解技法本をひたすらに読み漁っている現在。読解技法は中2や中3の受験を意識する生徒に伝えていくべき内容だと思っているので、どんどこ読んでどんどこ還元していきます。

教育現場から 2025年12月

いろいろなことをやってみて、もっと挑戦したい気持ちでいっぱいです。

今月の反省事項

冬になったことで、まったくと言っていいほど起きられなくなりました。日照時間の問題だと思うのですが、かなりまずい状況です。これが一番の反省。生活リズムがだんだん夜型になったこと。気分の落ち込みはそこまで強くはないのですが、それでもだいぶしんどいです。土曜に出かけるとだいたい体調を崩すのですが、出歩かないのもメンタルが落ち込むので心の安定をとったらえらいことになった日もありました。ただ、生徒の中にはわたしのように睡眠障害起立性調節障害を持っている子もいるので、相談窓口として似たような経験をしているわたしがいる意味も、ちょっとはあったのかもしれない。そう思ってはいるのですが、ちゃんと仕事をしたい。2027年(つまり大学院を修了予定の年)までには出勤時間をもうちょい増やせるようになりたいな……。

授業実践のほうはだいぶブラッシュアップされてきました。簡単な推論を教材として使ってトゥールミンモデルを導入してみた中学3年生の授業、島崎藤村の『初恋』とマカロニえんぴつ『なんでもないよ、』を使った歌詞分析、TRPGシナリオを扱った中学1年生の読み比べ授業……などなど。大学院での学びを活かし、新しい挑戦が続々とできたのは本当によかったです。それもこれもきちんと記録をつけて、毎日振り返りをしている成果であるとも思っています。ちゃんと記録して、糧にすることができています。じぶんの授業力(発問や構成、問い返しなどのテクニック)が安定してきたという実感もあります。アイデア先行、飛び道具だけに頼らない、基礎の部分がやっと完成してきました。頑張っている。2026年も挑戦の年にしたいですね。

授業実践の記録は、すべてcodocに記録しておくことにしています。

これは2025年12月24日に公開された記事です。

codoc.jp

こんな感じでちまちま書いています。こちらもご覧になっていただき、ももちゃんにコーヒー代をおごってください。気に入ってくれたら定期購読もぜひ。切実にお仕事募集中です。ももちゃんは仕事が大好きなのです。教育に関する実践報告をどんどんしますので「これをやってみたらどうか」みたいなコメントもお願いします……!

※そんなことを言っていたら本当にありえん量の発注があって戦慄しました、言霊は存在する……まさに中島敦『文字禍』の世界。

教育現場から 2025年11月

授業について語りたいこと。

さまざまな実践の果てに

教育実践を積み重ね、大学院での指導も頂戴し、学会にも参加し……ブラッシュアップに尽力した1か月だったという感想があります。

今月は自分の授業スキルを磨きつつ、教材研究(あるいは授業力向上の研究)をする技術も向上させていくべきだと思ったので、ノートに反省を書きまくるなどしておりました。

そのなかで自身の課題として存在していた「指示出し」についてやっとひとつの解が見つかったと感じています。まず「一気に言わない」。これをやりがちなんです、わたし。指示はスライドにまとめて常時見える状態にする。それも、今やっている場所に矢印をつけたり、1枚のスライドに1つのことだけを盛り込んだりとかなり情報伝達の方法を工夫しました。

あとは、生徒にどこまでイニシアティブを握らせるか問題について。これは学齢に合わせた対応になるのですが、中学3年生ならある程度自己裁量できるように(ゆくゆくは自己決定できるように)してあげることも大事。中学1年生ならこちらである程度指定して、だめなら切り捨てる覚悟も必要。そういう温度感で同僚とすり合わせをしています。生徒それぞれに抱えている課題が違うので、個別最適かつ協働的な学びにするために、それぞれの到達目標(絶対評価の目標)も授業の中で定めることもしています。たとえば視点の提示でQFTという質問づくりワークショップをやるなどして、彼らの興味関心を引き出すことと批評(あるいは精査・解釈)する土台作りの両方を実現することもやっています。QFTについての記事はcodocにあります。

生成AIを使いこなす

わたしも研究のソースを作るためにNotebookLMを増強したくて課金しているのですが、生成AIを道具として扱うスキルが求められているな、と思うことが最近増えました。生徒たちは生成AIに答えを教えてもらうことに目が向いているのですが、今度はプロンプトで評価しようと思ったりとか……しかしそれが倫理的に正しいか、評価として妥当性がどこまであるかについてはまだ答えが出せていませんし、実際に11月23日の全国大学国語教育学会でも話題に上がっていました。それでもわたしは、不確実な未来を生きる生徒たちにLearning Compassを持たせてあげられるかどうか、という課題意識があるので、AIの問題も挑戦する価値があると思っております。AIをどこまで使いこなすか、生徒たちとわたしと、向き合っていきます。

学会メモ

中1の「精査・解釈」へ向けた記録