ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

ザ・フィンランドデザイン展 レポ

楽しかったし可愛かった。

まずは概要から。2022年1月30日まで、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて開催中。1月1日のみ休館、それ以外は10:00~18:00が基本の開館時間。毎週金曜と土曜は21時までやっているそうです。土日祝は完全予約制のため、サイトでチケットを購入しておくのがオススメ。館内写真撮影禁止、フォトスポットあり。

北欧の生活とデザイン

北欧のなかでもフィンランド1920年代にロシアから独立し、そこから急速に近代化を進めたのですが、なんと都市化が進んだのは1950年以降。そんな自然を愛する人々の生活に密着したデザイン……どんなものか期待して観に行きました。そこにはガラスでかたどられた地衣類や氷河の姿があり、極寒の中で生きる人々の自然への畏怖だったり、敬愛するべき存在としての自然への愛着であったり、いろいろな感情が見え隠れする素晴らしい作品だと思いました。鳥とか魚とかのモチーフもあり、なんだかかわいいなあとほっこりしました。北欧は寒いので、もこもこのテキスタイルがありましたし、屋内の様子も防寒を意識しているところが感じられました。生活密着型のデザイン。

ファッションだって機能美

マリメッコに代表されるフィンランドのテキスタイル、服飾デザインに興味があったので、今回の展示は本当に楽しかったです。何って、様々な図柄を大胆に使ったおようふくの数々が展示されているのです。つくりはシンプルながら、原色を使ったオリジナルパターンで「簡素でも華美でもない」ジャストな雰囲気にまとめているところが「THE北欧」!! って感じがしました。フィンランドに関しては建築も勉強しましたが、機能美を追求する姿勢はたぶんものすごく進化を遂げていると思います。情熱が違う。

ムーミンもいるよ

忘れちゃいけない、トーベ・ヤンソンの作品も展示されています。「ムーミン谷の彗星」が原爆から着想を得た作品だったとは知らなかった。強烈なカウンターパンチですね。ムーミンもそうですが、精霊信仰が強いそうなので、家ごとに独自の精霊がいるのだとか。か、可愛い~~!! 自然を愛し、自然と共に生きていく、そのなかで自分たち人間の活動を調和させていく、そういうのがフィンランドの人々はとても上手なのだなと思いました。やっぱり北欧は憧れますね。まだまだ会期はありますのでぜひ。

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チラシとフォトスポット