ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

「クリスチャン・ディオール」展(清澄白河) レポ

大迫力の芸術的衣装が盛りだくさん。

ポスター

まずは概要から。5月28日(日)まで江東区東京都現代美術館にて開催中。清澄白河駅が近いです。森下からはちょっと歩きます。事前予約制、チケットも即完売、当日券も熾烈な争いとなっています。でも行く価値は十分あります! 10時から18時まで開館、毎週月曜は休館。5月の土日は20時まで開館するそうです、どうかチケットを取って行ってくれ……損はない……

「夢のクチュリエ」というサブタイトルに込められた想い

日本初の海外輸入ブランドでもあるディオールですが、様々な代表デザイナーのもとで変遷を重ねつつも、「クリスチャン・ディオールの系譜に連なる」という意志が感じられる服飾デザインで多くのファンを獲得してきました。最新の作品から往年の名作まで、一堂に会する展示手法はさすがのひとことです。今回の展示は全編お写真OKという気合の入りぶりで、一眼レフを構えるお姉様などもいらっしゃいました。照明やプロジェクションマッピングを活用した展示方法には息を飲みましたし、麗しいドレスたちが花園に誘うような配置も乙女心をくすぐられました。まあとにかくこの写真を見てくれ。

豪奢、贅沢、どんな言葉も足りない珠玉の作品群

ディオールの原点

ディオールは「一文無しになるが女性に助けられる」という占いの結果通りに人生が進んだそうなのですが、「ディオールのドレスは女性をプリンセスに変える」というセリフに痺れました。いやあれは確かに纏えたらプリンセスになれる。スタイリングも、金銭的にも。恐るべしディオール、その自負は非常に強かった。女性の魅力を引き出すデザイナーの作品は、ガブリエル・シャネルやマリー・クワントでも観てきましたが、そのさらに源流をたどった感じです。こうして回顧展が定期的に行なわれるのは人気の証拠でもあるので、ディオールの作品にも触れられた出会いに非常に感謝しています。

高木由利子氏による宣材写真。こういう写真が撮りたい。