ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

「自然と人のダイアローグ」展(上野) レポ

お写真OKです。ヤバいよ。

まずは概要から。9月11日まで国立西洋美術館にて開催中。プレイガイドでのチケット販売は終わっているので、当日券購入または公式チケット販売所の日時指定券を取ることをおすすめします。メチャ混んでいました。そりゃそうだ、と頷ける傑作だらけだったので……これは本当に行ってみてほしい。9:30~17:30開館。月曜は休館日。金曜と土曜は夜間開館があるので、狙い目です。

印象派から現代美術まで

この展示、カバー範囲が広すぎる。ルノワールの隣にゲルハルト・リヒターですからね。すごい。時代性を超越して、「自然」と「人間」の間で行われた対話(ダイアローグ)を垣間見る、というコンセプトの展覧会でした。会場の展示方法も、力の入り方が違いました。

となりどおし

個人的にうれしかったのは、ルドンがいたこと。ルドンは《グラン・ブーケ》で胸きゅん一発だったのですが、今回は暗い色彩のSAN値が削れるルドンで本当に良かった。あれで私は1本シナリオを書いたのだ。

お気に入りの作品たちはこちら。シスレーとかモネとかゴッホとか。

お気に入りの作品群

何が良かったって、こんなに良い作品を間近で観られる機会を下さったこと、そしてそれに多くの人が感動していたこと、何より自分の中で固まってしまっていた「芸術とはこんなもの」という固定観念を破壊してくれたことでした。芸術は評価されるから芸術なのではなくて、むしろ評価はあとからついてくるもので、「有名だからいい」とかっていうわけでもなくて……あああ言葉が足りない。心余りて言葉足らず。芸術に関してはたくさんのものを鑑賞してきたという自負がありますが、それでも己の蒙を啓かれる思いでした。良いから残るのは事実だけれど、その判断を下すのはひとりでもいいのだろうな、ということを考えておりました。

最高のひと時を味わえました、おかわりしたい! それでは、また。