ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

「ブルターニュ」展(上野) レポ

「えっ、あなたも行かれたんですか⁉」がたくさん。

まずは概要から。6月11日まで上野の国立西洋美術館で開催中。9:30~17:30が開館時間ですが、毎週金曜日と土曜日は20時まで開館しているので、お仕事帰りに、お花見のついでに、寄り道するのもいいですね。毎週月曜休館ですが、ゴールデンウィークは開館するそうです。しかもほぼ毎日20時まで開いているとのことで、激混み必至です……! 当日券もありますが、事前予約制のためスムーズに入場するためにも公式サイトでチケットを買っておきましょう。また、今回は第1章の一部と各章のマークのある作品が撮影OKなので、スマホを持っていくのをお忘れなく!

エモすぎる入り口

フランス国内の「異郷」

独自の文化や言語を持つ、フランスの「内なる異郷」がブルターニュ地方。その風光明媚な土地柄に惹かれた文筆家や画家は多く、あのミュシャも作品を残しているという事実に震えました。こんなところで会えたね……! 黒田清輝藤田嗣治などの日本人画家も訪れており、たくさんのインスピレーションを受けたそうです。その筆致は日本画と西洋画の両方の要素が混在した面白いです。

黒田清輝の作品

大きな作品も多いので、私が行ったときは空いていてよかった。撮影が絶対に大変な奴です。でもこれとかもすごく好きだな~。

でかい。

実はあのオディロン・ルドンの作品もあったので私は泣きそうになりました。きれいだった、ひたすらにきれいだった。ブルターニュという土地が、いかに画家たちの心を掴んでいたか、そして美しい観光地というだけでなく「地元の人が暮らす場所」として認識されていたことを感じました。その文化は温かいまなざしで画家たちに見つめられていました。悲しいことも嬉しいことも、観光地だろうと何だろうとあるのですが、その人間の営みも感じられるのが素敵なポイントの展示でした。