グッズが爆笑必至と噂の展覧会です。
まずは概要から。東京国立博物館にて4月3日まで。9時から17時まで開館、月曜休館。4月1日・4月2日は20時まで開いているそうです。事前予約制なので、お早めにチケットを確保してください。謎グッズも絶賛発売中。
五感で学ぶ古代都市「ポンペイ」
今回の企画展示は、視聴覚に対してダイレクトに訴えかける王道をゆくものでした。企画展示の手法にも学芸員さんの趣味が感じられるので好きです。映像も豊富ですし、空間をうまく使った展示をしていて、担当した方の熱意が感じられました。あんなにポンペイの様子を再現した展示はなかなか生み出すのが大変だったろうなと。あと、すごくびっくりしたのが「炭化していても意外に残っている」。丁寧に堆積物を取り除いて、当時の輝きを取り戻した装飾品もあり、感動しました。ポンペイってこんなに栄えていたのか、文化も資本も豊かだったのか……と、勉強になりました。そして最後の映像で、ポンペイ遺跡の発掘作業がどのように進んだのか、今ということも学べました。総じて学びの要素が多い。ローマ帝国の植民地として栄えたそうですが、それでもこれだけの文化レベルを築いた都市が、一瞬で灰の中に埋もれてしまうということの虚しさと、同時に発掘に懸ける情熱、そしてロマンを感じられる素晴らしい展示でした。
全館お写真OKなので、その高い技術や生活水準の様子を直感的に経験して、記録に残せるところもうれしいポイント。今回はお写真多めでいきます。
