ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

第4回実践報告会 記録と反省

ごきげんよう。今回は2021年8月12日に桃ちゃん主催で実施した「第4回実践報告会」の報告と反省を行います。当日参加してくださったあなたも、無念の不参加だったあなたも、次回こそはというあなたも、ぜひお読みくださいまし。

批評って難しい

生徒に文学批評をやらせたはいいものの、なかなか理論を教えるところがうまくいかなかった桃ちゃん。先生方に「材料とやり方を示して、授業を実施して、でも生徒は理解できなかったんだね」と慰めてもらいつつ、そこに先達による実践のお話を伺う機会がありました。分析批評や構造批評を行いたいという、その方向性は決して間違ってはいなかったし、何より挑戦したこと(そして反省していること)が大事だと思うのですが、私は先行研究の渉猟にいささか手を抜いていたな、と恥じ入りました。私は常に謙虚であらねばならない。見習うべきポイントはいくらでもある。変なプライドは捨て去れ。そんな天からの声が聞こえた気がしました。TRPGの実践にしても、なかなか共有されにくい現状はあるかと思いますが、せっかく大勢の先輩方に教えてもらっているのだから、有効利用しない手は無いですよね。己の無手勝流を反省した桃ちゃんだったのでした。

じゃあ結局、私はどうすればよかったの?

批評をさせるうえで、というか生徒の前に立って授業をするうえで、何よりも「実態把握」「指針決定」「活動重視」というのが大事だな、と思いました。対話ももちろん活動の中に入りますが。

実態を把握するためには、生徒と日々密にコミュニケーションしていくことが大前提。そして私の実践している、リフレクション活動の最大の目的と言っても過言ではない「生徒自身の振り返り、内省」を促しつつ、指導者も反省することが大切だと感じました。今日の様子だとこれは難しそう、とか、今ここでつまずいているからこんな活動をさせてみようとか。もちろん引き出しが多い方がいいので、それは本を読んで活動を模索する必要があります。桃ちゃんは勉強不足だ。ただ、方向は合っていた。それだけは誇っていいかなと。

指針決定については、私の直感ではなく先輩からのご指導を受けて分析した結果をもとに実施した方が良いですね。私は基本的にフィーリングで何とかしてしまう人間なので、それだけは避けた方がいい。自分のしている仕事に責任を持つためにも、「今生徒には何が必要で」「これからどんなことをしていくのか」を細かくリサーチするべきでした。直感でこの方向性、と決められるのもある種の才能なのかもしれませんが、それ以上に重要な「何を学ばせるか」を見極めることに力を注ぎたいです。

活動重視の授業をしているものの、教え込みになる部分はどうしてもあって、新しい知識等はそうなりがちなのですが、とりあえずやってみようぜ! という感じで歌詞分析させるのもアリなのかな、と思いました。理屈じゃなくて、実際の体験によって学ぶことも生徒にとっては必要なことでしょうし、それがうちの生徒たちには合っているのだから、今さら変えるべきではないです。ただ、はい理論を提示しましたよ、で終わらないように「感想交流」「リフレクション活動の活発化(わかる・わからないの腑分け)」「アンケート実施」などの手法を使うのもよさそうです。

まとめ

桃ちゃんは己の無知を恥じ、後悔していますが、それを補って余りある活発な議論と実践事例を学べたのは非常に良かったです。実りある会でした。参加してくださった方々にもう一度お礼を述べつつ、次回までに課題を少しでも解決できているように頑張っていこうと思っています。それでは、また。

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まとめノート