ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

定期連載 教育現場から 20 今週も戦った

激闘の毎日です。ごきげんよう。桃ちゃんです。今週も粛々と振り返ります。リフレクション活動を大事にするなら、まず自ら反省することを大事にしたい。

今週はあれこれと

初の1週間フルで開始した学校生活ですが、皆様ワクチン接種等でお休みされることが多く……私もそのうちのひとりだったのですが、何って授業の進度に影響が出ることを考えなければならないと感じました。あと4コマでこの単元は終わるのか、どうやって生徒の頭に印象を残せるか。思い出づくりの授業ではないのですが、せめて学んだことを有機的に繋いで考えてほしいので、何か引っかかりを生徒の中に埋め込んでおきたいと思っています。今週はダウンしたこともありましたが、何とか生き延びたのでそこは褒めたい。それでも夏休み前みたいな体力が無くなっているので、服薬や睡眠時間、栄養など多方面から健康的な生活と勤労を心がけたいです。

実践としては、短歌・俳句で「掲載されている俳句や短歌をリライトする」活動を3年生と一緒に行いました。生徒は最初戸惑っていたようですが、意外と短歌や俳句のルールを知っているし、「なぜ短歌のほうが『短い』とついているのに俳句より長いのか」という疑問が出たり(持ちうる知識で返答しました)、大喜利大会のようになって場の雰囲気がよくなったり、短歌や俳句を感覚的に愉しむだけの豊かな感性を持っている生徒たちなのだな、という印象を抱きました。頑張ってその感性に、「なんかこの授業面白いなあ」と思わせてみせるからな。このまま歌詞分析にもつれこんでいく予定なので、くじらP feat.yamaの『春を告げる』とか、ヨルシカの『又三郎』とかやってみたいな、と夢想しています。詩歌の授業を面白く、魅力的にできる教師でありたいというのが個人的な目標なので、生徒の活動を中心にしながら、楽しく授業を実施していきます。

ただ、楽しいだけでいいのかという問題もあり……身につけてもらいたい知識が入っていかずに、ただ漠然と「面白かったね~」だけで終わらせたくないのです。だから歌詞分析も、批評理論と結び付けて、短歌・俳句を批評する授業にしていきたいです。そのためのアイデアをいま練っているところですが、素案としては「鑑賞文をつける」ことを最終ゴールにして、鑑賞の方法・批評の方法を知ってもらって、生徒同士の創作・交流を生む授業にしていきたいです。批評に関しては夏休み前に手痛い失敗をしているので、再チャレンジですね。平易な言葉で、深く刺さる授業にしたい。

板書とICT

1年生の授業などはもう完全にICT活用でいっているので、板書をほとんどしないし、活動中心にしているので成果物チェックやリフレクションもオンライン管理できるのが楽で便利なのですが、上級生たちの授業でどこまで映像を見せたりスライドで解説するか……というのを思案しています。視覚的にわかりやすいものを心がけてはいますが、それで「学んだ気になる」のが怖くて。学んだ結果のアウトプットを着実にこなしていきたいです。楽しいだけじゃない、というのもここに繋がってきます。単元で必ずひとつは「使える知識」だったり「将来実をつけそうな教養のタネ」を得てほしいので、そこをどの程度のレベル感で提示するかも課題です。チョーク&トークは頭打ち、という感じなので、基礎レベルはそれで教えて、発展形はICTなのかな、とも思っています。

 

最後に今週の反省ノートと板書を。それでは、また。

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今週の板書

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反省ノート