ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

定期連載 21 試験前の実践について

図らずも最後の授業になりましたが、悔いはありません。私の選んだ道だし、そういう運命になったのもご縁だし、無理しても良くないし。ごきげんよう、桃ちゃんです。

テスト前

病気がちでどうしても思うように働けない私が、いかに迷惑をかけていたかということを実感した1週間でした。生徒のためにも良くないし、何より自分がそれを気に病んでさらに悪化するパターン。本当にまともに働けない自分が悔しいです。生徒はいつも明るくて、優しくて、すごく良い子たちだから、なおさら。袂を分かつことになった今の職場も、皆さん本当にお優しいし、素敵な職場だったと思います。すべては自分が悪い……というのは責めすぎなのかもしれないけれど、そのくらい好きな職場だったのです。私のことを最後まで諦めないでいてくれたこと、私のことを一番に考えてくれたことに感謝しつつ、潔く別の場所へと移ろうと思っています。

肝心のテスト前ですが、成績が出るということで生徒は必死に勉強していました。若干定着が怪しいところもありますが、あとは彼らの努力次第。私は教えられることを全部教えた(つもりでいる)ので、頑張ってほしいです。誰も生徒を傷つけようとか貶めようとか考えていないので、テストに向けて生徒には全力を尽くしてもらいたいところです。

ヨルシカ『又三郎』で実践

詩歌と批評文を扱ったので、ヨルシカさんのデジタルシングル『又三郎』を使って授業を1コマやりました。

構想そのものは以前からあって、批評文と宮沢賢治の原作と歌詞という複数テクスト読解をやりつつ、批評を学ぶ、というのがコンセプトでした。ちょうど大岡信の『折々のうた』を扱ったので、これを機に一度やってみるか! と投げ込んだ単元でした。

内容としては、曲を聴いて歌詞と原作小説や批評文(レビュー文がサイトに掲載されているのです)を読み比べて、共通点と相違点、解釈の幅について洗い出しつつ、自分なりに批評文を書いてみる、というのを1コマでやるというとんでもない授業になりました。当然時間は足りないし、深掘りもできなかったけれど、生徒は生徒なりに歌詞分析や批評文の執筆に取り組んでくれました。興味を持たなかった生徒がほぼいなかったこと、そして「批評」「解釈」というものに自分なりの意見を持ってくれたことがすごくうれしかったです。やってよかったし、あれは自分の中でもたたき台になる実践だと思いました。

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『又三郎』板書

もっとやりようはあったかもしれませんが、これが今の集大成。ここからもっと成長していく桃ちゃんに乞うご期待でございます。この板書とワークシートを「お役立ち」に入れておくので、給料を貰えない桃ちゃんへのお布施だと思ってなにとぞ……というところで今回のお話はおしまいです。それでは、また。

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今週の反省と板書