ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

木村佳代子さんの展覧会に行ってきました

日芸術を浴びて、幸せいっぱい夢いっぱいの桃ちゃんです、ごきげんよう

7月6日まで池袋の西武百貨店6階アート・ギャラリーにて開催中の木村佳代子の展示に行って来て、至福の時間を味わったというおはなしです。

そもそものきっかけはやはりおかざき真里先生でした。この方の作品がすごい! とリツイートされていて、どれどれ、と拝見したその一瞬にして、心を奪われてしまいました。まずこの作品が鑑賞したくて、通勤定期に物を言わせて参上した次第です。

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メチャクチャ素晴らしいやつ

いや、何って、厚塗りじゃないのにこの溶けだすような重厚感! そして何だか妖艶で引き込まれてしまう色彩の妙! 花びらの一枚一枚が透けるようなのに、生の花だと分かるこの描写力! どの西洋絵画でも日本画でも表現しきれなかった、「生きている感じ」がひしひしと伝わってきませんか!? 少なくとも私はびりびり感じております。ちなみに、同行してくれた友人が高画質で写真を撮ってくれて、いまスマホの壁紙にしています。至福。眼福。

木村佳代子さんご本人とおはなしできるという栄誉にも浴し、「おかざき真里先生の描く植物にインスピレーションを得た」というようなことをおっしゃっていて、私が好きになるのも頷ける……と勝手に納得してしまいました。すでに売約済みの作品も何点かあり、私も石油を掘り当てたら買いたいと思いました。今から穴を掘る。

絵画に関しては、今まで足を運んだ展覧会の中で様々な時代・画家の作品を見てきたので、経験は多いほうだと思っていたのですが、まだまだ自分の知らない絵画の世界が広がっていることを痛感しましたし、何よりその美しさに触れることによって、自分の心が満たされて温かくなって、最終的に「明日も生きる、その先も生きる」と何かエールのようなものを貰えるのが、こういう展覧会の素晴らしいところなのだと再確認しました。木村佳代子さんにお会いできて、直接美しさを(少ない語彙で申し訳ないですが)伝えられて、非常にうれしかったです。

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会場の様子