今週も頑張りました。どうも星野です。出かける前におつとめ。板書も一部共有ドライブに保存してありますので、参考までに。
力を抜いて教える
何事も全力投球しがちな私ですが、今週はうまくリラックスしながら働くことができました。ずっと気を張っていても、生徒も疲れてしまうし、こちらだけで盛り上がっていたら冷静に生徒の状況を把握できないという問題もあるので、やっぱり「適度に脱力」って大事だな、と感じた次第です。
「何でも真面目にやる」と「何でも全力でやる」というのは違うのだな、真面目にやるのは70%くらいのパワーでも出来るのだな、と少しだけ大人の考え方になった桃ちゃんでした。
どこまで批評させるか
今週から「夢十夜」を扱っています。一読しただけではなかなかわからないこの作品を、どの程度解釈させたり批評させたりしたらいいのか、どの程度解説したら理解してもらえるのか、というのを見極めるのが今後の課題になりそうです。私は夏目漱石があまり得意な方ではなかったのですが、それでも研究論文等を読んでいくうちに、作家としての偉大さを知るようになり、漱石研究も未だ非常にホットな理由がわかるようになりました。成長ですね。この「夢十夜」も様々なモチーフによって、荒唐無稽に見える物語が緻密に計算された作品であることがわかる、という発見を構造化したいので、板書の練りも授業の時間も、かなり労力をかけています。ただ、生徒のレベルに合わせて考える活動を入れながら読んでいかないと、生徒の実力にはならないので、批評するアニマシオンや様々な作文(ライティング)と読解(リーディング)で交互に考えていく方法などを取り入れようと思っています。楽しく、かつ学んでいて手ごたえのある授業を目指したいと思います。
私の板書
ノートに計画は立てるものの、全然その通りには書かないことで有名な桃ちゃん先生ですが、板書はある種マインドマップのような側面があると指摘されていた先生の言葉に励まされて「みんなで考えたことをまとめるのが黒板」「自分でわかりやすくノートにまとめられるようになるまで訓練するのが勉強」みたいなスタンスでやっていくことにしています。生徒は「こいつやたらめったら書かせるな……」と辟易していそうですが、それは内容のすべてを書こうとするからであって、要点をおさえた文章や図表でまとめていれば、全然量を書いていなくても私はA評価をつけます。自分なりにわかりやすいノートになればそれでいいし、書き方も指定はしません。書くのが純粋に苦痛だったり苦手だったりする生徒もいるので、そういう子にも配慮はしたいですが、いずれ小論文や志望理由書などで書くことになるのであれば、今のうちから訓練しておこうね、とは話します。なかなか塩梅が難しいですが、こんな感じで教えているよ、という三校程度にご覧ください。