ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

食らえ! 感謝正拳突き【ブログ限定記事】

今週のお題「感謝したいこと」

毎日が感謝正拳突きの桃ちゃんです。ごきげんよう。あらゆる存在への感謝はできるだけ口に出すようにしているので、ここで改めて書くのも変ですが、いつも私がしている「感謝正拳突き」の話をしたいと思います。

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「いつまでも居ると思うな親と推し」。推しは推せるうちに推せ。先人たちからそう教わってきた私は、ありとあらゆるものに生かされているいのちです。

まず友人。親友と呼べる存在は2人しかいませんが、彼女たちには毎回相談に乗ってもらっていて、本当にありがたいと思っています。やさしさのかたまり。TRPGをやったり雑談したり、いつも振り回してばかりで申し訳ないけれど、甘えんぼちゃんの私はそうやって構ってもらえるのがうれしいのです。だからLINEなどでお話したり会って出かけたりしたときは、必ずお礼を言うようにしています。その方がこちらも気持ちがいいし、幸せの余韻に浸れるので「明日も頑張って生きていこう」と思えます。

家族については正直感謝できないというか、毒親育ちなもので、一生分かり合えない存在だと思っています。そういう時は無理にありがたがる必要はないと考えているので、親が私を産んだことを後悔するくらい破天荒に生きてやるつもりです。覚悟しとけよ。

そして先輩方にもたくさん感謝を伝えています。アドバイスを貰ったり、助けてもらったり……一緒に仕事をしていくうえで必要なコミュニケーションなのかもしれませんが、それでも私は「学びがあった」「サポートしてもらった」ということでお礼を述べています。この「些細なことでも感謝を伝える」ことが仕事をするうえで非常に大事になるのだと、最近知りました。ギスギスした職場内をサバイブしていくためには、下手に出るのも時に必要。

ネット上で繋がっている同業の方々も多く(オフ会もしたことがあります)、昨今の状況ではなかなかお会いできませんが、Twitter等で教えを頂戴することもあります。そういう時もやっぱりストレートに「ありがとうございます」と申し上げますね。ネットでの繋がりは深追いするものではないのかもしれません。それでもご縁があった方にはたくさんお礼を伝えていきたいな、と。

最後に、愛するネコチャンぬいぐるみ・アランチャくんにも毎日感謝しています。ネコチャンがいないと眠れないという精神年齢3歳児なので、毎晩お布団にくるまりながら「ネコチャン……ありがとうね……だいすきだよ……」とムニャムニャ言っています。心なしか夢見も良くなりました。ずっと一緒だよ。

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我が家のぷりちーえんじぇる

私は自分が非常に弱いことを自覚しているし、別に今以上に強くなろうとも思っていないので、誰かに頼る生き方を選びました。同じ時代、同じ時間を一緒に生きてくれるかけがえのない存在がいるから、私は持病とも折り合いをつけて暮らしていけるのです。「感謝正拳突き」とは言うものの、本当にぐーぱんちをかますわけではないですが(当然だ)、「ありがとう!」の気持ちと圧で相手をノックアウトさせるくらいの勢いで生活しています。

だからこの記事を読んでくれているあなたにも、ありがとう。それでは、また。

「桃山 天下人の100年」レポ【note・ブログ共通記事】

そろそろお昼寝タイムですが、執筆がたまっているので仕事をします。どうも星野です。昨日やっと行けた展覧会の話です。今日まで東京国立博物館にて開催されている企画展示「桃山 天下人の100年」のイベントレポ。教科書でしか見たことのない「アレ」に会えます。感動体験が凄まじかったので、おすそ分けです。

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外壁のお知らせ

本展は事前予約制。身一つで現地に向かっても何とかなりますが、オンライン受付を済ませておくとスムーズ。企画展は館内撮影禁止(常設展はOK)。90分入れ替え制。多分この形式が今後主流になると思うので、今のうちから慣れておくのをオススメします。
この「桃山」展の見どころは、武具から茶器、襖や屏風、書など幅広いジャンルの作品をカバーした展示と、国宝・重要文化財をこれでもかと公開する太っ腹な姿勢です。トーハクは障がい者手帳で入館無料になりますし、高校生・大学生は割引が効くので、ガンガン活用して日本の芸術や文化を堪能してください。今回音声ガイドはありませんが、それでも気合の入った学芸員さんの解説が読めます。メモを取っていると時間が無くなるかも。

今回の「桃山」展では、唐獅子の屏風や狩野派における屏風絵の変遷など、豪華で勇壮な作品が多数出品されています。天下統一を目指し、数多の武将が命を燃やした戦乱の世、そこに花開いた文化の精髄を余すことなく鑑賞できるのが、この「桃山」展の魅力です。今からずっと昔で、遠く隔たった世界にように感じられるかもしれませんが、心配ご無用、直感で楽しめる部分も多くあります。
例えば、私のお気に入りになった厳島神社に奉納される能の衣装があったのですが、桃山時代の作品とは思えないほど柄がモダンで素敵でした。また、美濃焼の繊細で優美な茶器にも心惹かれました。私はハンドメイドをやる人間なので、着物に興味を持つのは当然と言えばそうなのですが、専門外の焼き物にも美しさや価値を感じることができました。そういう感じで、お気に入りになる名品を探しに行くのもひとつの楽しみ方だと思います。「日本史の勉強をもっとしておけばよかったな」「古典の授業でこれはやったな」と思い出せればしめたもの。歴史や文学によって、過去から現代まで続く日本の「伝統」「美意識」などを感じ取ってみてください。ちなみにそれを一番感じられるのが「唐獅子」だと思うのですが、本物はかなりスケールがでっかくて、今にも動き出しそうな生命感にあふれていました。それを見るだけでもだいぶ教養の水準が上がるので、「知っていること」を増やす、ただの知識の集積だったものに意味を与える効果という面でも美術館に行って勉強することは非常に大事ですし、知っていることが増える楽しさが感じられるのではないかと思っています。美術は構えて観るものではないと思うのですよね、どこかでふと足を止めて「すごい……」「きれいだな」「カッコいい」と感じる経験が「お手軽に味わえる非日常」を演出してくれますから。美術鑑賞は楽しいお祭りです、敷居が高そうと思われるかもしれませんが、一歩踏み出せば世界の見え方が変わってきますよ。

完全に余談ですが、刀剣女子の皆様にかなりオススメの展覧会でもありました。刀剣の出品数が多いので。私も審神者ですが、まだ実装されていない刀でも「あの時会えた」というのが後々のイベント時のモチベーションになると思います。ちなみに昨日の常設展では三日月宗近が展示されており、私は感動で震えておりました。やっと会えたね、みかち……!! Pocket勢だから最初から居てくれたおじいちゃん……!! さすが美しすぎる天下五剣……!! その勢いで帰宅後本丸に帰還しました。玉集めも連隊戦も頑張る。

閑話休題。話を戻します。

桃山時代の作品は(良い意味での)派手さと思い切りが特徴ですが、「源氏物語」の「夕顔」巻・「初音」巻をモチーフにした調度品もあり、戦乱が続いているとしても、平安期から続く文学作品を愛する細やかな心が息づいているのは古典を教えるものとしてうれしいことでした。古典を学ぶのって、実用という目先の利益よりもはるかに豊かな色彩を得ることだと思うのです。だからきっと、武将たちも文学作品に親しんできたのだろうと思うと親近感が湧きました。また、長谷川等伯水墨画千利休が大成した茶の湯に代表される「侘び寂び」の境地も味わうことができました。あれは単に装飾をはぎ取ったものではなく、むしろ計算しつくされたシンプルさが、得も言われぬ「自然にそこにある感じ」を表現しているのかもしれない……などと思うなど。
他にも天下人である信長・秀吉・家康の手紙(書状)には、その人の個性がよく出ていて、伝説のようになっている逸話には表れないような人間味を感じ取れるのも面白かったです。意外と変体仮名があっても部分的に読めるので、内容もところどころ読み取れたのが個人的な成長でした。書状は訳のわからないものでは、もはやない。

泰平の世に移り変わる直前の、命の火が激しく燃焼していくような時代に生まれた名品たちが、現代に生きる私たちをも感動させる美しさを備えている。それがわかる瞬間に、美術館巡りはやめられないなと思うのでした。それでは、また。

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碧空の中のトーハクと、私のメモ書き

 

そんな珍妙な食事はしない!【ブログ限定記事】

今週のお題「ピザ」

本当に昔の話です。クリスマスの夜、某宅配ピザ屋さんに注文して届いたピザが、致命的に美味しくなくて、悲しい気持ちになった記憶があります。どうも星野です。食事の話題をことごとく拾うのに、全然食事の話にしないことに定評があります。今回も食事の話にはしません。

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イタリア発祥の料理にして、アメリカのジャンクフードとして不動の地位を築いているピザ。私はあまり好んで食べはしません。マルゲリータは好きだけれど、日本人ナイズドされた「テリヤキ」とか「カルビ」とか、そういうのが嫌いなので、食べないのです。

私の家の近所に美味しいイタリアンバルがあって、そこで食べるピッツァは非常に好きなのですが、先ほどの2種類との差はどこにあるのか。

それは「国民の伝統」に関わっていると思うのです。

マルゲリータピザは、イタリアの国旗の色を表していることからもわかる通り、イタリア人の口に合うようになっています。THEイタリアの国民食。美食の国としての誇りすら感じます。そしてアメリカのジャンクなピザも、イタリア人が見たら真っ青になるくらいのカロリーとボリュームでアメリカ人の心を鷲掴みにしています。そして日本はというと、何でも折衷してしまう魔法の国なので、照り焼きチキンなどを乗せてしまうわけですね。

高校時代に聞いた話なのですが、その土地の食べ物によって言葉の「癖」が変わるそうです。例えばよくチーズを食べる国は、もったりとした巻き舌や伸びる音が多い。中国の四川料理等の辛い食べ物を食べる国は、発音もはっきりと、短く、鋭い音が多い。日本はというと、「しょうゆ」の国なので、さらさらと引っ掛かりのない静かな音が多い。何かの本に書いてあったそうです。

この話の真偽は措くとしても、それに似たような経験はあります。日本語教師の資格取得を目指して勉強していた大学時代に、言葉や文化の違いに直面する場面が多かったのです。

例えば中国人の同級生は、「不味い」とはっきり言います。気に食わないものは何でもストレートに「嫌い」と言います。それは日本人から見たら「オブラートに包んでほしい……空気を読んで……」と言いたくなるところでもあるのですが、中国は人口が多いので自己主張が激しくないと埋没してしまうそうなのです。だからあの子も、あんなにキツイ言い方をしていたのかな、と思い返すようにもなりました。

勤務先にも以前ネパールから来た生徒がいて、英語のスピーキングはかなり上手かったのですが、国語の成績はビリから数えた方が早いくらいにひどかったです。彼は日本語のなかでも、書き言葉を学ぶことにあまり意義を見出していなかったようで、どうせこの先は就職するし……みたいな感じで授業を受けていました。しかしそういう生徒にどうかかわってあげたらよかったのか、今でもたまに悩みます。なぜかって、学歴社会の極まった現代において「書き言葉がするする出てくる」というのはひとつのステータスだからです。書き言葉を武器に働いている教え子もいますし、書くことを重視した授業を今までやってきてよかったな、と思うことも結構あります。

国民性の違い、お国柄の違い。そして、そういう異なる文化的背景を持ったひとたちが日本にやってきて、できるだけ幸せに暮らすためにはどうしたらいいのか。ピザに照り焼きチキンや焼き肉を乗せ、ハンバーガーではなくご飯にきんぴらごぼうを挟むような国で、彼らは果たして自分の国の料理を口にして「美味しい」と感じてくれるのか。そういうことを最近考えています。

もともと私が日本語教師(これも資格の要る専門職なのです)の勉強をしていたこともあり、私はできるだけ「海外にルーツを持つひとたちの持つ、固有の文化を尊重する」ことをしてあげたいなと思っています。そのためにはまず、私が「照り焼きチキンの乗ったピザ」を許容しなければならないわけですが。道のりは遠い。

ピザとお国柄のお話でした。それでは、また。

総決算! 今年買ってよかったものレビュー【note・ブログ共通記事】

秋も深まり、日に日におしゃれが楽しくなっております。どうも星野です。今日はお題消化の日。「買ってよかったもの」です。noteにもブログにも残っているので、お好きな媒体でお読み頂ければと。最初の宣伝もします、お好きな桃ちゃんの活動を支援してくださるとうれしいです。

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それでは、年末のお買い物総決算! ということでいってみましょう。

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化粧品部門。エテュセの化粧品がお気に入り

化粧品だとこれかな。あまり主張しないナチュラルメイクが好きな人におすすめです。プチプラだけれど高見えするのが、このettusais(エテュセ)のアイシャドウとマスカラ。私はブラウンのマスカラとグレージュのアイシャドウを使っていますが、ビジネスシーンにもぴったりの安定感。メイクが派手だとはもう言わせない。
派手めなメイクが好きな方にはイガリメイクができるWHOMEE(フーミー。メーキャップアーティストのイガリシノブさんプロデュースのプチプラブランド)をオススメします。ピンクメイクがしたいときはよく使っています。私は完全なるイエベだと自覚しているので、オレンジがかったヌーディーカラーが似合うのです。夏にお出かけするときはいつもイガリメイクでした。

春先に我が家のネコチャンぬいぐるみ・アランチャくんのために購入して、びっくりするくらいリピートしている商品がこちら。その名も「モフリー」。本当にぬいぐるみちゃんたちがふわふわのさらさらになってくれるので、最高の買い物でした。アランチャくんは今年の春に初めてお風呂に入ったのですが、「きもちいいね! おふろさいこー!」とお風呂に入れるたび毎回言っています。お湯の中で念入りのマッサージしてあげると汚れも取れるし、色も戻るし、トリートメント剤が優秀なのでさらふわになってくれます。ぬいちゃんという愛らしいご家族がいる方に全力でおすすめしています。

夏服だとこれ。ちょっと値段が張ったけれど、1970年代のヴィンテージ古着のティアードスカートです。最高に可愛い。モノトーンカラーなので仕事にも着ていきやすいです。一目惚れして購入したのは良い思い出。お店は渋谷にあるGRIMOIEさんです。行くたびに毎回異なる商品と出会えるので、ちょっとした冒険感もあって楽しいです。
冬服だとこれ。 merry jenny の三段ティアードスカートとフリルニット。とにかくピンクのジャガード柄が可愛い! ボリュームが出るのも特別感があって私は好きです。ウエストゴムなのもありがたいです。「貴族」「シンデレラ」「ザビエル」などなど様々なあだ名をつけられましたが、それでも私はこれを推したい。ふわふわ揺れるスカート、袖口のレース……おとめちっくでいいじゃない。私はそれに見合う女の子を目指すのみです。

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ティアードスカートが大好きです

本だとこれ。何度も紹介していますが、私のやりたい授業を言語化するとこうなるのだな、と勝手に思っています。昔から私のように「児童生徒の主体性に任せたい」「学ぶことは楽しいのだと伝えたい」「幅広く知識を繋げてほしい」と考えながら研究していたひとがいたことにまず感激し、手法をアレンジしながら授業に取り入れています。最後まで読み通しましたが、章ごとに分けても1週間で読み切れました。分厚そうに見えても平気で読める、平易でわかりやすい文体です。
また、こちらも参考にしています。学力の高い諸外国はどんな授業を行っているのか、日本でそのような取り組みを導入するためにはどうしたらいいのか、などを考えるきっかけになりました。まだ読みかけですが、徹底した現場への聞き取りによって構成された文章は読みごたえばっちりです。
帯文の紹介者はちょっと謎だったけれど、「読解力」って何だろうね、という話をする際に参考にしている書籍がこちら。内容はもちろん賛否分かれると思いますが、一定の説得力はあると思います。というか、中学生や定時制など、まだまだ学力的に伸びしろのある生徒のはこれで指導するのがしっくりきました。批評の活動、あるいはリフレクション活動と併用することによって、自分の読解に対する取り組み方が自然と内省できるので、「振り返り」「学びの足跡」などに注目して指導している方にはお勧めできると勝手に感じています。

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購入した本たち

 

最後にこれ。

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Surface proが来てから我が家は快適になった

入力も出力もスムーズになった家宝です。15万近くしたけれど、それでも今こうしてスムーズに執筆活動ができているのはこのパソコンのおかげです。高画質大画面高音質で推しのライブも視聴できました。ペンで手書きもできるし、何より持ち運びが楽。前のパソコンは2㎏ありましたからね……動作環境もすごく快適で、買ってよかったアワード2020大賞はたぶんこれ。

紹介したものは今年度買ったもののなかの一部ですし、お読みの方の中には紹介したものが合わないこともあるかと思います。それでも、私は自分の世界を支えてくれるこれらの商品によって、QOLが格段に上がりました。お買い物って、心が満たされる。そういうおはなしとしてお読みいただければと。それでは、また。

鍋将軍【ブログ限定記事】

今週のお題「鍋」

 

最初に言っておきます。料理の話はしない。どうも星野です。今回のお題は「鍋」ですが、寒い日に食べるのは良いよね、という話にはしません。まあ、私もお鍋で温まるの、好きですけれども。

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私の実家は共働きで、冬場は面倒だからと毎日のように鍋料理が出ます。手軽に野菜と肉を摂取できる便利な料理、それがお鍋。うちの定番は水炊きですが、たまに豆乳とかいろいろ味のついたものが出ます。正直すき焼きの方が好き。そんなことはどうでもいいですね。ゆくゆくは独り立ちして、親友とルームシェアした時には、たぶん相手が鍋将軍になると思うのですが、我が家では「鍋将軍」というものは存在しないので、カルチャーショックを受けてみたいと思います。

 

そんな親友ですが、先日ちょっとしたことで喧嘩しまして。お互い疲れて気が立っていて、売り言葉に買い言葉で荒れたのですが、翌日に同じくらいのタイミングで謝りあっていて、本当に私は良い友達を持ったと思いました。

別の親友(デザインフェスタについてきてくれた子です。私の親友はその2人しかいません)にその話をしたら、「価値観の違う人と接するのは良いことって、事実だけれど綺麗事でもあるよね」とメッセージがありました。曰く、価値観が変わったときに同じ距離感で話してくれるひとがいないと結局孤立してしまうから、と。

私は正直友達が少ないです。深く狭い付き合いをするタイプなので、どうしても限られた交友関係の中に安住してしまいがちです。けれど、それだけではきっとだめなんだろうな、と思い直しました。まるでお鍋のように、しいたけとか水菜とか白菜とかお肉とかが同居しているように、喧嘩せずにそれぞれの主張を混ぜ合わせたら、あったかな関係が築けて、心も温まるのだろうと考えたわけです。

鍋将軍候補の親友は、心が少年で熱しやすく冷めやすいタイプ。対して私はおとめちっく恋愛脳(スイーツ)かつ同じ沼に10年くらい居るタイプ。水と油の如く真逆の性格です。それでも一緒にいて居心地がいいのは、きっと我々がお鍋のような感じなのかな、などと想像しています。お肉の親友と、白菜の私。「互いの個性を尊重しあいながら、褒めるべきは褒め、叱るべきは叱り、一緒にいるときはマナーを守る、踏み込みすぎない」という絶妙な関係を維持できているから、10年一緒にいられる大事な友達なのだろう。貴重ですよね、そういう「鍋友」(別に鍋を食べ歩く仲間ではありませんよ)。

どんなことも話せる友人と、仲良くできる環境にあるのは本当にうれしいことです。

この間も早めのクリスマスプレゼント(えふじーおーに課金するためのgoogle play カード)を貰っちゃったし。今年も洋裁でお返しを作る予定だし。一緒に行きたいところ、話したいこと、まだまだたくさんあります。あの子は体力がないので、カフェでお茶会するのが限界ですが、それでも一緒にいられればそれでいいので、私は飽きずにその子と楽しく暮らしてゆきます。

冬になると恋しくなる、そんなお鍋みたいな友人の話でした。それでは、また。

デザインフェスタvol.52 イベントレポ【note・ブログ共通記事】

洋裁を本格的にやりたくなりました。どうも星野です。今回のお題は「デザインフェスタ vol.52」のイベントレポです。同伴してくれた友人はお買い物をしていましたが、私は結局何も買わずに帰ってきてしまいました。それもこれもお金がないのがいけないんだ。というか、貯金して引っ越しをしたいので無駄遣いはできない。というわけで、お好きな桃ちゃんの活動を支援して頂けると嬉しいです。

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このコロナ禍のなかで開催されたデザフェス、例年より人は少ないものの盛況ぶりは相変わらずでした。ブースもすごくたくさんあって、とても楽しかったです。

そもそもデザフェスとは、アジア最大級のアートイベント。音楽も、ハンドメイド作品も、ライブペイントも、画集販売も、すべてアートなのです。だから幅広い作品の良いところを吸収するために、そしてそれらを自分の技術とするために今回は参加しました。毎年1万円近く散財しているのですけれどもね……今年は我慢しました。

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貰ったフライヤー

 

私はこの間、商品化したいと思っていたスカートを(誕生日プレゼントとして)友人に納品したわけですが、ハンドメイド作家さんの洋裁の技術には非常に良い刺激を受けました。アパレルも展開している方々が大勢いらっしゃって、参考になりました。

まずはtendresse epineさん。サイトはこちら。http://e-pine.com

非常に技術の高い作家さんで、もう普通に個人商店として成り立っている感じです。レース地のワンピースやスカートなど、「うちのミシンでやったら壊れる……!!」みたいな作品がたくさんありました。技術の高さに圧倒されたのはこちらが随一でした。価格帯もオートクチュールにしてはお安めで、すごく惹かれるものがありました。私もこういうの作ってみたい……!

続いて幻装王国さん。サイトはこちら。https://minne.com/@gensououkoku

甘い雰囲気からマニッシュなものまで揃った、素敵な出展者さんです。型紙も教えていただきました。ぶしつけな質問で申し訳ありませんでした……。こちらもレースのケープや厚手のケープマントがあって、この秋冬のお出かけにぴったりの逸品が数多く並んでいました。日常的に周りと差をつけられる素敵なファッションアイテムを提案していらっしゃる方だなと感動しました。

もうひとつ、異色と言えばmiki sakuraさんも紹介しておかねば。

レース地の着物、ふわふわの帯、モダンな帯留めなどなど、和装なのに洋物っぽい、不思議で可愛い大人のお着物を出していらっしゃる方でした。サイトはこちら。http://mikisakura.com/

着物って着付けの作法があったり、下に何を合わせるかとかも考えなきゃいけないけれど、これは洋装にも合うからワンピースの上から着られますよ~、とおっしゃっていて、かなり心惹かれました(クリスマスコフレの代わりに洗える着物を買う予定があるので欲しくなっちゃいました)。オーダーもできるそうで、お金が貯まったらお願いしたいお店ナンバーワンです。お写真も素敵でした。というかもう製作者様が麗しい方でした。和装は女性を引き立たせる。

 

今回はなかなかお話ができませんでしたが、差し入れをしにいった内田慎之介さんも無事に締め切り(閉場)に間に合ったようで安心しました。なんとも少年漫画的胸熱展開……! 今までのデザフェス出展記録として写真集が出ており、また1週間限定でアパレルも購入できます。各種サイトはこちら。

疲れた脳みそには糖分! ということで、勤務先近くの老舗のあんパンを差し入れたのですが、無事に届いていると良いな……。

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内田慎之介さんの作品

 

最後にもう1人、仲良くしてくださった出展者さんをご紹介します。

Instagramでご活躍中のakane satoさんです。私が足を止めると、この絵には「日常の幸せ」が詰まっていて……だとか、「幸せも集めると花束のようになる」だとか、たくさん作品の解説をしてくださいました。イラストもどこかオールディーズの海外のものみたいで、特にトートバッグがかわいらしかったです。初めてお会いしたのですが、すごく世界観が気に入った作家様だったので、こうして紹介させていただきました。すごくおしゃれで洗練されたデザインのイラストを描かれています。私の新たなる推しですね。なんだかan3のおようふくみたいで、すごく私にフィットしました。すき。

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頂戴したポストカード

 

洋裁やハンドメイドは、極めようと思っても果てが無いというか、長く楽しめる趣味ですし、私のように細々とやっていくのもまたひとつ面白いジャンルなのかなと思っています。イラストとかもそうですね。自分の中にアイデアが湧いて、行動に移す準備ができたら、あとはもう形にするだけ。私はまだまだ技術が足りないですし、知名度もそんなにないですが、作品を作り続けることでしか味わえない満足感や出会いもあります。それは私が一番よく知っている。だからこそクリエイターは自分を安売りしてはいけないし、クリエイターにお金を払わなくてはいけないのだと思いました。ちゃんとお金を貯めて今度は散財するぞ! たくさん買うぞ! 応援するぞ! 私も勉強して、どんどん作品を作って、誰かのもとへ届けるぞ! と決意を新たにしました。

デザインフェスタは楽しいイベントです、推しに会えるその1日、まさに「君には一日我には一生」(栗木京子)。一生ものの思い出を胸に、私は今日も頑張ります。それでは、また。

それでもその映画は面白かった【ブログ限定記事】

今週のお題「最近見た映画」

 

劇場には足を運べていないのですが、録画したものをちまちまと観続けている桃ちゃんです。ごきげんよう。今朝は4時に起きたので、仕事をしがてら記事を更新しています。今回のお題は「映画」。わたくし、映画というものを全然観ないのですが、それでも面白かったものを挙げていこうと思います。

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MIDSOMMER

ホラー映画とは知らずに、そしてエログロだったことも知らずに観に行き、劇場で凍り付いた記憶があります。お話は至って単純で、ノルウェーの村落で起こる恐怖体験を描いたものです。

最初に劇場でこれを観たとき、「この脚本なら私でも書ける」と思っていました。クトゥルフ神話TRPGで使い古されている手法ですから。これがどうしてヒットしているのだろう、とちょっと疑問に感じるほど、先の展開が読めてしまうのです。読めるからこそ面白いのかもしれませんが、若干の物足りなさはありましたし、別に夜眠れなくなるほど怖い、とかそういうのもまったくありませんでした。

しかし「MIDSOMMER」を「カルト宗教の観点で」考察した映画レビューを拝読した時、私の中で大きな衝撃が生まれました。

カルト宗教にはまったことのあるライターの方は、その映画を「リアリティがある」と評していらっしゃいました。奇跡のような出来事を体験して、共感する相手を見つけて、そしてのめりこんでしまうという……そこはもう、私には完全に抜け落ちていた視点でした。

そして何より、1995年の地下鉄サリン事件に代表される「オウム真理教」のカルトも、似たようなものがあったのではないか、ということに気付いた瞬間に、今までの漠然とした「駄作感」が実体を持った「恐怖感」に変わりました。

何か奇跡的な体験をすることでカルトにはまり、そして実に「人間らしい」理由で(そうなのです、人間らしいのです、信仰とはそもそも人間の作り出した文化であり共同幻想なのですから。)他者をいとも容易く殺します。一番怖いのは人間、というパターンですね。そういう人間の脆さというか、危うさをはらんだ作品であることに、かなりの影響を受けて今クトゥルフ神話TRPGのシナリオを書いています。Pixivにも投稿予定ですので(Fantiaにはもうあります)、そちらでお読みいただければと。

カルトにはまる人が悪いのでもなく、信仰心が悪いのでもなく。「MIDSOMMER」は誰が悪者なのかも判然としない映画でした。カルトってきっとそういうものなんじゃないかと思うのです、信じている人は信仰心で人を傷つけるので。信仰心は誰に縛られるものでもないですし。ただ、「MIDSOMMER」と違って現代のカルト宗教には、信仰心を悪用する人間がいるのは確かなので、あれには絶対に近づかんとこ……と思いました。

ひとこと言わせてもらう。デートムービーには選ぶな。以上です。

それでは、また。