ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 2023-6 今週の反省

昨日はしっかりねむりました。ごきげんよう、桃ちゃん先生のブログだよ。

ホウセンカとの戦い

モンシロチョウの飼育を始める前にホウセンカの種を蒔いていたのですが、なぜか一向に芽を出してくれず、再トライすることにしました。どうやら長雨と乾燥の影響で、土がカチカチに固まってしまい、芽が出せなかったようでした。子どもたちは「根っこがある」と言っていたので、上に伸びられなかったのか……と反省し、今度は腐葉土を使って種まきをしました。今度こそ育ってほしいですね。そうじゃないと花と実の話ができない。動画で見せるのも味気ないし、まずは直接経験からスタートしてほしいです。

理科の板書

昨日聞いた話

昨日は東京ビッグサイトで開催されていた「デザインフェスタvol.57」に参加していたのですが、同行してくれた同業の友人と、愚痴を吐いたり向こうの愚痴を聞いたり、教員あるあるで話をしていたのですが、すごく有意義な教えを受けたのでシェアします。

学級内で助け合えるように育てるのが大事。どんな子にも発達の凹凸があるので、「Aくんはここが苦手だけれどあれは上手だよね」という話をして、子ども同士で互いに嫌わない、助け合える学級風土を作るとよい。ただし「みんなに冷たくされてしゅんとする」というのもあるので、塩梅を見極めるのが大切。

ADHD傾向のある児童には「サイン」を決めてあげると良い。ADHDのお子さんは、自分が何でカッとなったのかわからないことがままあるので、まず紙に感情を書き出して記録し、整理してから「○○することはいいのかな?」などと指導する。その後、感情が昂ったときに合図を決めておいて、暴走しないようにブレーキをかけられる工夫をする。

このほかにも「成人男性は怒鳴っちゃダメ、怖いという感情しか植え付けられないから」とか本当にありがたいお言葉だらけで、担任を持つと人間は大きく成長するのだと実感しました。すごいよ。

小5国語、「言葉」で盛り上がる

私の専門分野である「言語学」「日本語教育」の話になっている『言葉の意味が分かること』という説明文に突入しました。じっくり時間をかけて「読むこと」について学んだ5年生ですが、まだ抽象的な概念で考えるのが苦手な様子。この子たちに届く言葉で、できるだけわかりやすく、でも背伸びもさせつつ、授業を構成しています。

第1時では「コップを知らない小さな子どもに、どうやって『コップ』というものを教えるのか」という話でひとつ議論し、場が熱したところで私が言語学上の「分節」の話をし始めたら、なんだか楽しそうに聞いてくれました。どこまでこの話が届いているのかわからないけれど、それでも学問の専門領域に触れることが出来たのは、彼らの貴重な経験になるはずなので、そういう詳しい話をどんどんしてあげたいです。もちろん本文を正確に、緻密に読んでいくことも忘れずに!

国語の板書

今週の反省ノート


最後に、今週の反省ノートを。それでは、また。