ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 60 2022年の反省と2023年の抱負

激動の1年だった。

突然の転身

昨年2月に地元の小学校で採用が決まり、あれよあれよという間に1年間勤めました。朝起きるのもへっちゃらです、そんなに遠くないから。自転車だし。子どもたちと外で鬼ごっこをしたり、教室で黙々と振り返りに取り組ませたり、メリハリをつけた指導もできたと自負しています。ただ、最初のほうはなかなか中高で癖になってしまった「教え込み」の授業スタイルが抜けなくてちょっと大変でした。子どもは教え込みになった途端に興味を失うので、まずは子どもが問題を発見する、子どもが主体になって活動する、ということができるようになることを目指した1年でした。多少はできるようになってきたかな? というところです。

6年生と支援級

支援級にも正式に配属になり、殴られ髪を引っ張られ噛まれ……という壮絶なバトルにも巻き込まれるようになりました。怖いね。でも彼らはそうしないと感情をコントロールできないから、私は身を挺してでも暴れる子を隔離し、他の子どもたちの安全を守ります。命にかかわることだけは全力で厳しく指導する教師でありたいです。支援級の先生にも頼られることが増え、できるだけ情報共有していくことの大切さにも気付かされました。以前より報連相が大事だという感覚が強くなった1年でもありました。支援級と言えど子どもたちは皆(発達に課題があるとはいえ)素直な子たちばかりなので、接していると癒されることも多いです。支援級にも魅力を感じるようになったのは、私の大きな成長でもありました。

6年生とは授業のみ担当していますが、本当に彼らから学ばせてもらうことが多かったです。自分が本気でぶつかればみんなも本気を出してくれること、「みんなでゴールにたどりつくためにどうしたらいいか、一緒に考えてほしい」と言ったら、ちゃんとみんな応えてくれること。本当に聡い子たちだし、学級集団として成長している姿を日々見せてくれているので、今後も期待が持てます。

変わった! 桃ちゃんの板書

『柿山伏』の板書

字は多いですが、何も見ないで整った板書を作れるようになったのは、この1年でのいちばんの成長だと思います。文字の量はもっと減らした方がいいし、図式にした方がいいのですが、黒板をみんなの意見のメモ帳として使っているのは自分のいいところだと思うので、頑張って今後も板書の修行をしていきます。

楽しく働けているのも、同僚の先生方がお優しいことと、子どもたちが皆元気で明るいことがいちばんの理由です。この恵まれた環境で、吸収できることはすべて学び取っていきたいと思います。