ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 50 今週の反省

朝はだいたい寝坊する桃ちゃんです。ごきげんよう

変則時間割

今週も行事によって、だいぶ授業が消えました。そのぶん支援級に行っていたのですが、支援級に在籍している子どもたちも変則的な時間割によってかなり摩耗していて、泣くわ暴れるわで面倒を見るのが非常に大変でした。特に午後になるとだめですね、集中力も切れてしまいます。この学級は甘えん坊さんの低学年の子が多いので、マンツーマンでつかないと不安がっちゃうし、あれやってこれやって……と大忙しでした。情緒に困難を抱える子のほうが多いため、トラブルもしょっちゅうあるし、意思表示も独特だし、なかなか対応が難しいのですが、「できていたらここに来ていない、仕方ないよね」とこの間担任の先生とお話していました。彼らの成長のために、私が何をしてあげられるか(どう指導したら彼らの成長につながるか)を考えながら接していきたいと考えています。

今週の実践①6年理科「大地のつくり」実験

今週は校庭の土を使って、流れる水の働きによる地層のでき方についての実験を行ないました。今回はコーディネーターさんがサポートしてくれて、非常に助かりました。ありがたいことですね。最初にどんなふうに層になるのか予想を立てたとき、「大きい粒が下に行く」派と「小さい粒が下に行く」派に分かれて議論が白熱したのが面白かったです。子どもの認知する世界を垣間見られました。そして「ペットボトルに土を入れて振る」「といを使ってアクリルケースに土と水を交互に流し込む」のふたつの実験で、層になる様子を観察してもらいました。普段クールな子も結構楽しそうにしていて、やっぱり手を動かすのがいちばん彼らにとっていいことなんだな、と痛感しました。普段トーク&チョークになりがちなので、大いに反省しているところです。実験はおおむね成功し、造山運動の話もできたので、かなり充実した2時間になりました。ただ、席順の関係でどうしても私語が多くなりがちなので、これから先塩酸などの危険物を扱うときに静かに指示を聞かせる工夫をしなきゃいけないな、と思っています。クラス担任の先生とも連携していきます。

今週の実践②6年国語「『鳥獣戯画』を読む」

なかなか国語の時間がとれなかったのですが、それでもだいたいの内容を把握するところまできました。段落分け、小見出し付けに始まり、その小見出しを充実化させるのを2時間かけて実施、その後筆者の言う「人類の宝」という評価は妥当かどうか批評する時間を取りました。必ず根拠をつけてね、と指示したところ、本文中から抜き出した表現に注目する子や、自分の経験などと結び付ける子などがいました。指示を真面目に受け止める姿勢も素敵ですが、彼らの中のいろいろな思考パターンを見取れたのが大きな収穫でした。今回の板書は、机間指導をしているときに見つけた「発言が苦手な子の意見」を中心に構成しています。そうすることで授業に参加している実感を持たせたかったのと、正当に評価してあげたかったというのがねらいです。発言させると偏りが出るし、無口でも考えることは得意という子も多くいるので、そのようにしてみました。子どもたちも多様な意見に触れられるので、なかなかよかったようでした。相変わらずの詰め詰め板書(しかも字がななめになっている)ですが、ある児童に「先生の授業わかりやすいからさ」と言われたのがうれしくて、調子に乗っています。ありがとうね、これからも頑張るね。

今週の板書

最後に今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省ノート