ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 2023-5 今週の反省

ゴールデンウィーク明け、様々な学び。

授業規律について

どのクラスも盛り上がるとどうしても暴走しがちで、こちらの話を聞いてくれなかったり勝手な行動を取ったりするので、困っていました。そうしたら先輩が「褒めてみたら?」というアドバイスをくださいました。なるほど、「良い行動をとったときに褒められた」経験で規律を守らせる……ただガミガミ叱るよりも私の性格にも合っているし、やってみるかと思って実践しました。するとびっくりするほど話を聞くようになって、単に怒鳴ったり叱ったりするよりもよっぽどお互いに気持ちがいいということに気付きました。いや、先輩の叡智はすごい……!!

最近隣のクラスから教員の怒鳴り声が聞こえてげんなりしていたので、命にかかわることやいじめ・金銭の問題等犯罪行為以外では声を荒げない、と心に誓った桃ちゃん先生のメンタルを優しく包み込む「褒めることによる軌道修正」が最高に心地いいです。ここぞというときに声を荒げる瞬間が効くのは、日常的に怒鳴らないことが前提なので、したり顔で授業しています。

さなぎになった!

3年生と一緒に今モンシロチョウを飼っているのですが、遂にさなぎになりました。感動……!! 私自身初めて観察したので、どきどきしました。いわんや子どもたちをや。静かなる大興奮のもと、さなぎの様子をじっくり観察して、絵を描き、文章でも感動を表し、さらに私にキャベツの交換を依頼した子どもたちは満足そうにしていました。私も満足だよ。

5年国語のテスト

テストを返却した際に、細かな採点基準等も伝え、どうしてこの解答になるのかという解説までしたところで「国語の勉強はどのようにやっているのか」という質問を投げかけてみました。すると「授業で完結している」という子がほとんどで、復習をしていない実態が浮き彫りになりました。漢字も書けないので、もっと手で書いて! とアドバイスを伝え、今後は復習の仕方も含めて指導していかねば……と思いつつ、ひとつ「説明的文章の読み方」の話をしました。

文章の読解は「一文の構造把握→段落の構造把握→文章全体の構造把握」という感じで、ミクロからマクロへ視点が移ります。まずは一文ずつ追いかけて、意味が分からない言葉は辞書を引いてクリアにし、その一文が全体の中でどんな効果を持つか、そしてその一文がどんな情報を示しているのかを把握した後に段落の構成を理解してもらう、という流れで指導する予定でいるのですが……いかんせん時数が足りない。ショートカットしてしまうこともあるでしょうが、そのきめ細かな読み方を覚えてもらえたら、たぶん他の文章でも応用できると思うので、ひとまず「学力の厳しい層に『感性で読むこと』から脱却してもらう」のを目標に頑張ります。

最後に今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省ノート