ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 58 今週の反省

成績処理ラッシュのため、かなりしんどかったです。ごきげんよう、桃ちゃん先生です。

遂にスタート! オリジナル単元「短歌のプレゼント」

金曜日から「短歌のプレゼント」という単元を始めました。目標は現代短歌を詠み解き、鑑賞し、味わうこと。そして現代短歌の読解の過程で学んだ内容をいかし、誰かに短歌をプレゼントすること。この二点です。最初は季語や教科書に掲載されている短歌に触れながら、意味を解説してから「でもこの古い短歌じゃちょっと自分の気持ちは表せないよね」と動機づけをしました。かなり同意者がいたので、やっぱり教科書に掲載されている歌も見直したほうがいいのだな、と思いました。そこで千種創一氏の『砂丘律』という短歌集から拾ってきた歌を紹介すると、一同に衝撃が走りました。「これってどういうこと⁉」「変なの!」「面白い!」……様々な感想を持った子どもたちは、五つの短歌について、私の設定した問いに答える形で読解を進めました。柔軟な発想でいろいろなアイデアを生み出していく子どもたちの姿を見て、「やっぱり学びに向かう姿勢が作れている学級だな……」としみじみしました。次回の授業で考えたことを共有し、誰かに贈る短歌を本格的に創作していきます。

千種創一氏の『砂丘律』

ここで地味だけれど大事だと思ったのが、「ルール決め」でした。どんな決まりで作る? と投げかけたところ、作者の氏名、宛先を公開するかどうか、傷つけるような歌はダメ、などの意見が出まして、細かい部分を子どもたち主体で決めていくことが重要だと実感しました。そうじゃないと「じぶんごと」にならない。

ここから冬休みまでの間に楽しく学んでいきます。

成績処理の苦行

コンスタントに成績を入れていたものの、テストの点数が反映されていなかったり、記入項目のミスがあったりして、かなりドタバタの一週間でした。本当に、同僚の先生方には足を向けて眠れないくらいお世話になりました。申し訳なさMAXなのですが、それは私がレギュレーションを確認していなかったことに起因するので、今後は「報連相」と「再発防止」に努めます。みんな私のことを信じてくれているから、悲しい思いはさせないほうへと……ご迷惑はかけないように……と言い聞かせています。

書き初め練習で見えた集団育成の側面

今週は六年生と一日一緒に居た日があって、担任の先生より一緒じゃん⁉ みたいな感じだったのですが、その日に行なわれた書き初めの練習で「字の書き方」を80人くらいに一斉に伝えるという、今までにない経験をしました。静かに聞いてくれるけれど、目を離すとコソコソ話をすることを、お隣のクラスの先生が咎めていたのですが、そうやって集団を作っていくことに私は目が向いていなかったな……と反省しました。「正直な人、真面目な人が損をする集団にはなるな」と強いメッセージを伝えたお隣の先生に並び立てるような、広い視野を持って子どもたちの集団としての成熟を促せる教師でありたいものだと思いました。

最後に、今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省ノート