ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 53 今週の反省

うたプリ映画でボロボロの情緒のまま書きます。ラストなんて言わないで……

成長著しい子どもたち

周縁的な参加から、主体性を育てている子をちらほら見かけるようになりました。

何事にも「やだ」「やりたくない」「めんどくさい」で済ませようとして、教室から飛び出してしまうSくん。最初のほうはまったくやる気を出さず、逃避する行動をとりがちでしたが、最近は一緒に勉強しようと声をかけ、コツを伝えると自分からどんどんやるようになりました。また、お掃除も机の水拭きやちりとりを手伝ってくれるようになり、こちらとしては褒めることも多くなって気分がいいです。嫌いなものも食べられるようになったし、めざましい成長を遂げています。

こういう子に対して、私がしてきたのは「出来たときオーバーすぎるくらい褒める」とか「とことん付き合う」くらいでしたが、それが功を奏したのか、私には気を許してくれるようになり、言うことも「聞いてやらんこともない」くらいにはなりました。最近は甘えんぼに拍車をかけて一緒に遊びたがるところも可愛いです。

一方で心配になる子も

6年生のクラスでは、周りの邪魔をしてしまう子や投げやりな態度の子、文句をつけてくる子など、ごくわずかですが問題児が出始めています。他の先生とも話しているのですが、家庭や発達などいろいろな事情があってああなっているのだ、とわかったのが今週の話。どうにかして手を差し伸べてあげたいのですが、相手が手を取ってくれない限り働きかけは無意味なのですよね。そういう時、すごく無力感に苛まれます。水辺に連れて行って、さあ飲んでいいんだよ、お水だよと語っても、飲んでくれなければ意味がない、という感じ。拒絶されてしまっては困るので、「きみがやらない限り私はこの態度を取る、でもきみがやればもっといいことがある」という、トレードオフの関係を維持しつつ頑張ります。

テスト・ラッシュ

そろそろ成績処理の時期が近付いてきたので、テストを実施する頻度が上がっています。でも課題も多く……6年生の現状をお伝えします。

まず、タブレット普及の弊害なのか、漢字が書けない子が多いです。読めるものは読める。ただ以前に習った漢字すら書けない。本を読まないのか語彙も貧弱で、説明しても伝わらないこともしばしばあります。そういう子にどう働きかけるか思案しているのですが、本(学級文庫)を充実させたり、読書習慣にかこつけてオススメ本を紹介したり、漢字の書き取りの量を増やしたり、草の根的活動ですがそういうことしかやりようがないなと思っているところです。もっと豊かな言葉の世界に触れてみてほしい。

子どもたちは素直で真面目なので、興味を持ってくれたらどんどん取り組んでくれます。だから個々の学びのスタイルに応じた動機づけを、個別最適化して行なう必要はありそうですね。また、何でも集団で考える・行動するということに慣れると「フリーライダー」が出ることもわかったので、まずはひとりで考える、ひとりでアイデアを出すということも徹底していきます。

最後に、今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省ノート