ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 38 今週の反省

まさかの事態に対応できる力がついてきました。ごきげんよう、桃ちゃんです。

教えに教えまくった1週間

授業の時数が半端なく多かった今週。桃ちゃんは様々な問題に立ち向かいました。classroomの提出遅れの対応、資料共有の仕方の問題、イレギュラーで発生した授業……もうてんてこまいとはこのことです。頑張ったよ。プール指導や行事の企画が始まっている関係で、どうしても時間割変更が多発してしまうのですよね。そんななかでも授業の質だけは落とすまいと必死こいていた1週間でした。その成果はきっと、これから出てきてくれるはず。うまく「教える」だけでなく「学ぶ姿勢」「仲間と一緒に困難に立ち向かう姿勢」を身につけてほしいと願う毎日です。

通級での出来事

学校になかなか来られない児童の対応をしたのですが、通級指導教室で行う授業は絶対に取り出しの教科に関係するものにすべき、とはいかないのだな……ということを知りました。ひとくちに「勉強が苦手」と言っても様々なグラデーションがあり、多種多様な課題があるのです。今教えている子は「法則性を覚えるのが得意」だけれど「コミュニケーションを取るのが苦手」だったり、「気持ちに敏感で独特の感性を持っている」けれど「集中が続かないのが課題」だったり、本当に多様な子たちに合わせて授業を設計していかなくてはいけないな、と己の非力さに打ちひしがれております。文法中心に教えることも、悪ではないけれど教科書がおろそかになってはいけないし、だからといって教科書内容はハードルが高いし……毎回すごく悩みます。言葉遊びのゲームばっかりやらせるわけにもいかないし。でも集中は続かないし。どうすりゃいいのさ、というときには、ベテランの先輩に相談して進度をすり合わせるようにしています。こういうときに頼りになる相手がいて良かった。恵まれています。読解活動はその先輩に任せて、私は漢字や語句、SSTを主に担当する、という役割分担もできているので、メリハリがついたのもいいことだったのかもしれないです。何はともあれ、難しい指導の局面でもめげずに頑張っているよ、という報告でした。

6年生での実践――遂に思考ツールを持ち出したよ

6年生は1学期最大の単元「提案文を書く」に差し掛かっています。漢字のテストもあるし、ここから書写の指導もしないといけないので、なんとか45分の中で作文指導の時間をひねり出さないといけないのですが、そのためにICTを活用することにしました。こまめに提出させてフィードバックを適切に与え、ブラッシュアップを重ねてよりよくしていく、という作戦を取りました。その際に思考ツールとして読書猿氏の「独学大全」に出ていた「カルテ・クセジュ」と「レーニンノート」を使用することにしました。カルテ・クセジュで思いつく限りのキーワードを出して書けそうなテーマを決め、レーニンノートで集めた情報に提案の種を探す、という方式で作文させてみることにしています。こんなに高度なことをやらせて大丈夫か? と心配にはなりますが、彼らを信じて進んでいこうと思います。この思考ツールは一度使い方を覚えれば大学卒業後まで使えるので、今のうちに覚えてもらいたいところ。頑張れ! 桃ちゃん先生も頑張る!

最後に今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省