ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

文芸部と青春と今になって思うこと

今週のお題「わたし○○部でした」

かつて文芸部だった桃ちゃんが語る、ゆるい回想と「部活問題」のおはなし。

何をしても許された文芸部

体育祭をサボってひたすらゲームをしていたり、受験日前日にカードゲームをしたり、1日7時間ペースでTRPGをしたり……顧問の先生があまり介入しなかったがために、「やりたい放題」の活動をしていた文芸部。狭くて汚くて夏は暑く冬は寒いプレハブ小屋に、私の青春が詰まっています。

みんなでTRPGをして、行動の成否に一喜一憂して、手に汗握って、泣いたり笑ったりしたこと。モンハンをやりながら原稿を書いていたこと。色恋沙汰もスポ根も無いけれど、「日常のささいなきらめき」すべてが青春だったあの頃に、戻れるなら戻りたいです。

今でも高校時代の友人たちとは連絡を取っていて、一緒にディズニーに行ったりTRPGをしたり、忙しいなかでも時間を見つけて遊んでいます。父が亡くなったときも、みんなに励ましてもらって、立ち直ることができました。そんな一生ものの関係を築けたのは、私があのゆるい文芸部にいたからです。あの3年間の経験は、何物にも代えがたい貴重なものとなりました。

部活の顧問をする立場になって思うこと

最近では部活動の顧問を離れる先生も多く、地域の方に指導してもらう形態に少しずつ切り替わっています。それはひとえに教員の仕事量が尋常じゃなく多いので、部活指導で追い詰められることがないように……ということなわけですが、部活指導がしたい! という先生も確かにいて、そこは好きにすればいいとは思うのですが、部活が学校生活の中心ではない(あくまでも授業、学習が中心です)ので、そこは確認しておいてほしいです。

閑話休題、話を戻します。

顧問をする立場になって思うのは、ある程度生徒に自由にさせてあげたらいい(もちろん、金銭トラブルや命にかかわることだけはないように指導するべきです)ということ。体罰の問題、いじめの問題にも関係してくるので、できるだけ青山テルマ的「そばにいるね」というスタンスで生徒たちに関わってあげたらいいのではないかと思うのです。スポーツやその他の学業ではない活動で人格が磨かれるということは、あったりなかったり人によって差が出ますし、もちろん学業でも同じです。授業を受けていれば必ず立派な人になれるかと問われればそうでもない。だからこそ「いろんなことをつまみ食い的にやる」のが正解なのかな、とも思います。

子どもの自由を保障してあげる、適切に関わって守る、これができれば部活動の内容なんてどうでもいいのかもしれないですね。

桃ちゃん先生の野望

私は高校時代こそ文芸部でしたが、今は手芸部を担当したいと思っています。というのも、レジンだとかお裁縫だとか、最近「ハンドメイド」に凝っているもので……学校の予算を使って創作活動しちゃえ! という悪心から出たアイデアです。

でも、やってみたいことはたくさんあって、UVレジンの基本を教えたり、文化祭に向けてみんなで展示用のウェディングドレスを作ったり(原型は1万円くらいで百貨店とかでたたき売りされているものを使ってみたい)……夢だけが広がります。なんかこう、居場所になれたらいいのですよね。担任には話しづらいけれど顧問の先生になら言えることもあると思うので、そういう「ナナメのつながり」を作っていきたいなあと思っています。

今のところは小学校での勤務が続くので、この夢はいつ叶うかわかりませんが、元気になったあかつきにはウェディングドレス、縫います。それでは、また。