ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 32 今週の反省

在宅の仕事も重なってしまってだいぶしんどい桃ちゃんです。ごきげんよう

大変でも前に進んでいる

今週はゴールデンウィーク前ということで、子どもたちの疲労度がMAXでした。まだ6時間授業に慣れていないところに、いきなりエンジンをふかしているのだから仕方ないです。読解中心など、活動の内容によってはクラスの雰囲気がだれてしまったときもありましたが、基本的に児童の主体性に任せる授業にしている(かつ他の先生方も6年生の主体性に任せている)ので、自律的に学習できる子が多いです。何よりありがたかったのが、妨害する子も少ないし、それに同調する子がほぼいないこと。真面目にやろうぜ、という気持ちが強く、とても優秀なのです。そこを褒めて伸ばしてあげたいです。大変な1週間でしたが、児童と細かくやり取りをすることで仲良くなれたり生活をサポートしてあげられたり、たくさんの実りがありました。心を開いてくれている証拠も見えて、なんだか嬉しくなる桃ちゃん先生なのでした。

通級指導教室の変化

通級に来る子はコミュニケーション能力に難があるね、という話を先輩としました。どうしても自分がしゃべりたいことを押し付けてしまって、会話がかみあわない……とこぼしたら、SST(ソーシャルスキルレーニング)の授業を受け持たせてもらえることになりました。これは……TRPGで培ったロールプレイとキーパリングの能力を発揮する瞬間が来るということ……!! 任せてくださった先輩には頭が上がらない。ありがたい。基本的にどの先輩も管理職もそうなのですが、私の授業の方向性に文句をつける人がいないので、(たまに不安になりますが)自信をもって教えることができています。打ち合わせを細かくできているのも、他の先生の授業を拝見できないぶん指導のコツを聞いて自分の成長に繋げることができています。おや? 桃ちゃんは意外に小学校の現場が向いているのでは?(錯覚)

場回しと根回しがうまい先生のこと

子どもと接しているとき、私はどうしても理詰めで話をしがちなのですが、高学年には効くけれど支援級の子には全然効果がないので、「気をそらす」「情に訴える」ということを学ぶべきだと自覚しました。だから実は、ひそかに対応をお手本にしている先生がいらっしゃるのです。その先生は、決して強い口調で怒りません。ダメなものは真剣なトーンで「だめだよ」と言う。その他は「別のことをさせる」「話題を自分のもっていきたい方向に自然に進める」などなど、教員の前でも一貫して、相手の気を悪くせずに持ち上げつつ自分の思う方向に進めることができていて、すごい……と思いました。たぶん職場内政治がうまいひとだ。すごい。真似しようと思ったので、意識的に言動をトレースしています。成長できるかどうかは自分次第。頑張ります。

今週の実践

今週は6年生との授業が少なかったですが、「聞いて、考えを深めよう」という単元が終わりました。説得力のある意見を述べること、傾聴の姿勢を作ること、そしていろいろな意見を聞いて児童の心に何らかの変化を与えることを目指しましたが、目論見通り、という感じです。今リフレクションシートにコメントを返却しているのですが、「同じものでも見え方が違う」だとか「一つの意見にこだわらなくていい」という柔軟な姿勢を身につけている生徒が多くてびっくりしました。これはたぶん、今までの先生のおかげでもあると思うので、6年間の積み重ねを大事にしていきたいなと思いました。話し合いの内容も児童の間で決めてもらったり、意見を考える時間を多めにとったり、話し合いを長時間徹底的に行なって完全燃焼させたり、自分なりに工夫したところも結構ありました。効果があったならいいのだけれど。

最後に今週の記録です。それでは、また。

今週の反省