ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

読書習慣と執筆

今週のお題「最近おもしろかった本」

本を読んで勉強する毎日です。ごきげんよう、桃ちゃんです。

ライティングでつまずく

最近ライティングの仕事で非常につまずいておりまして、何というか、書くことに対する自信が失われつつあります。自分が書く言葉に何か意味があるのか? 私が書くことで何か良いことが起こるのか? などと、モヤモヤがぐるぐるです。そんなときにこれ。

『ライティングの哲学』。

読書猿氏、千葉雅也氏などネット界隈では著名な執筆陣が「書けない悩み」に寄り添ってくれる、とても温かい1冊です。こんなに教養ある方々でも、真っ白いエディタを見たら書けなくなってしまう、と書いてあってびっくりしちゃいました。無から有を生み出しているわけではなく、様々な知識をインプットして、そのうえで書きたいことに向き合っているのだなと勉強になりました。そして何より読書猿氏の「何者にもなれなくても書くべきものはある」(大意)というエールに涙しながら読了しました。

つまずきを抱えて学ぶ

どんなに頑張っても無理なものもある、そう諦めないと書けない、と悟った私ですが、やっぱり自分の技術があまりにもひどすぎるし、どうしても自分のスキルアップを図りたいと思って、これ。

『留学生のための近代文語文入門』。

もともと中学校や高校で古典を指導していたときに購入していて、古典を教える際・作問する際のひとつの指針にしようとして、そのまま開いていなかった1冊です。でもこれを読んで問題を解いているうちに、読めるのに書けないという壁にぶち当たり、いかにフィーリングでやっていたのかということを痛感し始めました。「自分の言語運用能力の限界」「説明不足感」を強く感じるようになったので、今は意識的に魅力ある文章を書けるようになろうとしています。言うは易く行うは難し。そうは言ってもインプット・アウトプットするしかないのですよね。頑張ります。

読書と指導と執筆と

読書の習慣づけは今の勤務先でも行なっていて、子どもたちのほとんどは読書を楽しんでいるのですが、「響かない」子も一定数います。それは仕方のないことで、読書ですべての問題が解決するわけではない、という当たり前の現象です。それでも国語を教えている者として、読書の力を最大限引き出したいと思っているので、より読書活動に力を入れた指導を実践していきます。

執筆者としては、学びながら書くというTHE・自転車操業ではあるのですが、できるだけ良い文章をお届けしたいので、書くこと・読むことの両輪を回して様々なニーズに応える文章を書いていきたいです。

みなさまにも良き読書ライフが訪れますように。それでは、また。