ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

ルーティンを決めると生きていくのが楽になる

今週のお題「マイルーティン」

執筆の前に紅茶を淹れるのが私のルーティンです。ごきげんよう、桃ちゃんです。

特別支援学級でのルーティン

私は特別支援学級で給食指導をしたり、休み時間相手をしてあげたりしていますが、そこに在籍する子どもたちには「特定のルーティン」があることが多いです。彼らにとってはそれが認知上安心材料になるからですが、たとえば自閉症の傾向がある子どもはその日のスケジュールをかなりの頻度で聞いてきます。これは不確定要素を排除して、自分の先行きに不安がないようにするための「ルーティン」です。だからむやみに時間割を変更しない方がいい……とも言われています。ルーティンがあることで、安心して先の授業に取り組めるというメリットを感じています。

我々の生活にもルーティンは必要

特別支援が必要な子どもに限らず、定型発達をしている子どもや、大人にもルーティンは必要だと感じています。子どもの場合は授業において「めあてを確認する→活動する→振り返る」のルーティンが組めていると成長度合いが非常に大きいですし、大人も「とりあえず2分やってみる」「行動を宣言してから取り組む」(どちらも『独学大全』読書猿著より)などの「条件付け」によってうまく次の行動に入れることもあります。人間は不断の努力によって行動を継続させる生き物なので、どうしても「怠けたくなる瞬間」は訪れます。そのときに「無理なく続ける」ためにもルーティンは必要だと言えます。

ルーティンのメリットと作り方

ルーティンを決めると、特定の行動が取りやすくなる、習慣をつけることで長続きする、等のメリットがあるので、作ることそのものはかなりオススメなのですが、いくつか注意点があります。

①無理しない

頑張りすぎて「目的の行動ができなくなる」のがいちばん良くないので、自分の中で「これならできる」という低めのハードルを設定する。

②簡単なルーティンにする

あまり複雑なルーティンを組むと、目的の行動にたどり着くまでの時間がかかりすぎて本末転倒、ということにもなるので、簡単なひとつの行動でルーティンを完成させる。

③できなくても責めない

1~2回できたからルーティンになるということはないし、できなかったからといって過剰に責める必要はないので、ゆっくり時間をかけて「生活の中の習慣づけ」を行なう。

ルーティンを使って、よりよい生活を送れることを祈っています。それでは、また。