初手で泣きました。メイクがぐちゃぐちゃ。
シングルタイトルのツアー
シングルCD「kaleido proud fiesta」はアニメ「TIGER&BUNNY2」のタイアップ曲として発表されましたが、それでツアーを組んだのにはすごく新鮮味を感じました。というのも、普通はアルバムをひっさげてのツアーが多いからなのですが、セットリストの自由度も高く、意外性に富んだライブパフォーマンスを実現できる点がすごく良いツアー形態だなあとしみじみ感じました。
ドキドキの席と初手
まさかの斎藤くんの目の前というハイパーメチャ良席を引き当てていたので、交通事故で死ぬかもしれないと覚悟しました。ところがどっこい生きている。人生はわからないものですね、ちなみに今はうた☆プリの神宮寺レンのグッズを自分の力で引き当てられずに苦戦しています。運を使い果たした模様。
閑話休題、話を戻します。
初手は「harmonized finale」で、あのピアノのイントロが始まった瞬間に涙がこみ上げてきて、本当に不審者でしかなかったのですが、斎藤くんのきれいなボーカルに田淵と鈴木さんの奏でる音が寄り添うかのような演出にもう泣きながらお三方を見つめることしかできませんでした。
他にも「5分後のスターダスト」をやってくれたのが個人的な嬉しさNo.1でした。あれはB面曲なのですが、秋の金木犀の香りを感じる頃(まさに今の時期)にぴったりのスロウなロックなので、非常にタイムリーだと思ったし、個人的にお気に入りの曲をこうして奇跡的に聴けたことが幸福感をもたらしてくれました。これがPerfectly Euforiaってやつか。
そして前回のツアー「Patric Vegee」の収録曲だった「世界はファンシー」も聴けて、セットリストを組んだときの田淵は私のツイートをエゴサで見つけていたんじゃないかと錯覚しました。「世界はファンシー」は人気曲なのでやった可能性もありますが、あの超絶技巧とたたみかけるような田淵節の効いた歌詞が、やっぱり「ユニゾンと言えばこれ!」みたいなわかりやすいキャッチーさを出していたのではないかと勝手に思っています。
あと、面白かったのが「サンポサキマイライフ」をやったときに、合いの手の入るタイミングでオーディエンスが全員ジャンプしたのが面白かった。さすが。
ライブをし続ける意味
このコロナ禍で有観客のライブはかなり苦境に立たされました。特にコール&レスポンスを必要とする曲があったりすると、その時点でかなり苦しいものがあったと思います。でも、ユニゾンは基本的にコーレスなし、MCなしで極上の音を奏でるので、あとはこちらが不用意に声を出さなければいいだけ、というかなり整った環境を提供してくれるバンドです。そのため、彼らの本気を目の当たりにして、音の渦に巻き込まれるだけでも最高に楽しめました。
ライブをし続けることがUNISON SQUARE GARDENらしさ、というようなことを田淵氏は言いますが、本当にその通りのバキバキ実力派バンドだし、ライブに通えば通うほど彼らの成長ぶりを感じられるので、また追加公演「fiesta in chaos」で楽しめたらいいなと思っています。