ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 45 今週の反省

山盛りてんこ盛りです。

実践報告①6年理科「月の見え方と太陽」

初めて実験を行なって、ボールと懐中電灯で太陽と月の関係を確認し、光の当たり方について考えて、検証してもらいました。実際には電灯とボールが一つしかなかったので、班ごとに順番に黒板前まで来てもらって検証したのですが、結果は「まあまあ上手くいった」の部類でした。見えづらい部分もあり、電灯のワット数かなあとかコーディネーターさんとお話もしていました。というか実験の準備はコーディネーターさんにやってもらったので、私は特に何もしていません。いらっしゃらなかったら何もできなかった。ありがたすぎる、コーディネーターさん……! 感謝です。

今回は仮説を立ててから検証する、という手順をじっくり踏んでやってみたのですが、なかなか実感が湧かなかったようで、仮説を立てる段階でつまずいていた子もいました。でも実験を一回やったあとに「光の当たっている面積は、前と後ろで違うのかな」という意見が出て、急きょ両サイドから確認する実験も実施しました。その結果得られた答えを、みんな満足そうに聞いていたので、この瞬間があるだけでだいぶ教師って救われるな、と思いました。

理科の板書

実践報告②6年国語「やまなし」

かなり踏み込んだ話をしています。作者と語り手の相違について説明したり、「クラムボンって何?」論争を起こしたりして、小学生にはまだ早い「ひねくれた」読み方をお伝えする数時間をやりました。結果的に「自分にはない視点があって、びっくりした」という意見や「いろいろなアイデアが出て面白かった、すっきりした」という意見もあり、やってよかったと思いました。だいぶ押し付けた感がありますが、「視点を変えると読み方が大きく変わること」に気付いている子も多く、その気付きがこれからの学習で活かされたら最高だな、と思っています。

国語の板書

現状の課題と改善策

今のところ教え込みになりがち(中高で教えていたスタイルが抜けない)ことが目下喫緊の課題です。とにかく手を動かしてもらうこと、話し合いや思考の助けになる活動を積極的に入れていくことを意識していきます。その過程でふわっとした発問を避けることも今の私の課題です。もともとうまい発問ができるほうではないのですが、それでも小学生に伝わらない発問じゃ意味がないので、とにかくひとつだけしっかりと問いを練ることを意識して授業を組み立てていきます。

具体的な解決のために、「学習活動を決める」ことを行きの自転車走行中に考えるようにしています。今日はこんな活動を通じて勉強してもらおうかな、みたいな。そういうのを積み重ねていけたらいいなと考えています。振り返りもしているのですが、最近はいつも同じところでつまずいているので、ここを乗り越えないと教師としては成長できない気がしています。がんばる。

最後に今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省ノート