ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

遊びと学びを架橋する

今週のお題「何して遊んだ?」

今日は日がな一日カメを見て遊んでいました。ごきげんよう、桃ちゃんです。

学校行事のこと

真面目に学校教育の話です。今週の反省とは別立てでこの記事を書いているのですが、それは今日勤務校にて実施された異学年交流会での学びがあったためです。

支援級にも配属されている、いわば「何でも屋」の教師なので、今日は普通にみんなと遊ぶつもりでいました。動きやすい服装、眼鏡も無し、準備万端。と思ったら、付き添いで一緒に回っていた児童が「疲れた……」と言い出して、結局ほとんどの時間を支援級教室で飼っているカメさんを見て過ごすという暴挙に出ました。支援級の子は、あまり他の児童とかかわりを持ちたがらないです(もちろん例外もいますし、今日付き添った子も「みんなに手を振ったらどうなるかな?」と声を掛けたら興味を示したので、別に他人に関心が無いわけではないようです)。でも、集団の中にいるのがどうにも苦痛のようで、他の支援級所属の児童もたびたび休憩するために教室に来ていました。児童によっては学校行事も「テリトリーを侵犯する不快なもの」という認識になってしまうようでした。

異学年交流の盛んな学校で

小規模校ということもあり、異学年とのつながりが深い学校なのでみんな外遊びも中遊びも満喫しているようでした。今日は蒸し暑かったので、外でこまめに水分補給はしていたものの、転んだり熱中症気味だったり、保健室はてんやわんやだったようです。養護の先生が忙しそうにされていました。そんななかでも子どもたちはフルパワーで遊ぶので、遊びを通じて学ぶこともおおいにあるのだろうな、だとか思ったり、上級生のサポート役に徹するところや下級生の言うことを素直にきくところなどに成長を実感したりしていました。遊びを通じて学ぶことは読書教育の一環である「アニマシオン」にもつながるのですが、楽しく身体を動かしたり誰かと協力したり……といった、大人になった後でも有益な体験ができるのは遊びの大きな役割だな、と感じました。将来これでみんなは協力することの大切さを知ったんだね、とひとり感慨にふけっていたら、付き添っていた子がカメをつつきまわしていたので止めました。カメさん死んじゃうよ。

遊びながら学ぶ

支援級の授業も、遊びながら字を書いたり計算したり手先の巧緻性を高めたり、いろいろなことを学んでもらう形式をとることが多いです。だからこそ、今日の会は支援級の子たちに「みんなと一緒に」ということを学んでほしかったのですが、なかなか現実はうまくいかず。それでも最後には付き添っていた子は他の班の子たちに手を振って応援するなどしていたので、そういう周縁的なかかわりから始めていければいいのかな、とも思っています。なんにせよ、遊びと学びは大きく関わっている、という話でした。