ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

美術鑑賞の記録(日本橋三越)

三越はヤバかった。私のような下民が居る場所ではなかった。

川畑太展

往年のラトゥールを思わせる、大胆な筆致による花々の絵画が麗しかったです。女の子も可愛い。俯きかげんの女の子を描かせたらたぶんすごく売れる。(勝手な願望)花の絵画が中心で、何よりその咲きこぼれんばかりの瞬間をとらえた、みずみずしい作品に感動しました。印象派の流れを汲むような、私好みの作品で、非常にうれしかったです。透明感あふれる空気感をつかむのが非常にお上手な方でした。どきどきしちゃいました。

秋山泉展

びっくりしたのは、最初ずっと写真だと思っていたんです。それが手描きだったとは……おったまげました。そんな緻密な描画のスキルがあるのに私、この画家様のことはノーマークだった⁉ と。そのくらい強い衝撃を受けました。光と影のあわいを描くのがお上手で、ぼんやりとした画面の中に食器が置いてある。どこか不穏な気もするけれど、そこには確かな物体の「声」がする。「息遣い」がある。そんなことを感じさせる絵画群でした。いやー、びっくりした。

行けて良かった

最近は美術関係に触れられないことが多かったです、コロナ禍の影響でフェルメール展は延期になっちゃったし。それでも芸術は立ち止まらない、立ち止まらせてはいけないのだと強く感じました。楽しい時も芸術はあるけれど、苦しい時こそ! と、そう思わせてくれる展示でした。お写真はこちらのみで。

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