芸術は世界を変える。素晴らしき名品を鑑賞したのでレポを書きます。
7月6日まで、横浜高島屋7階の美術画廊で展示・販売を行なっているそうです。
村中恵理さんの略歴はこちら。
私がこの方を知ったのは、敬愛するおかざき真里先生のリツイートからでした。繊細なのに鮮やかな七宝焼を作る方なのだ、と知ってからはもう行きたくてたまりませんでした。私自身は七宝焼の製作経験が無いのですが、金属とガラスの両方を扱って、高温で焼くという、何とも難しい技術を使うそう。それがここまでかわいらしい図柄(栗鼠や狐などの生き物がたくさんいました)を、芸術として洗練された形にもっていけるのかと感動しました。
私が間近で撮影できたのは、「月と猫」のブローチ。壁にも掛けられるという展示品です。いったいおいくら万円するのか……と戦慄して、値段は聞けませんでしたが、色鮮やかな月に、思い思いの姿をした猫ちゃんがのびのび、いきいきと表現されていて、これは買う人が絶対に居るなあと、そして石油でも掘り当てたら私も買いたいなあ、などと思いながらじっくり鑑賞させていただきました。
私は素人に毛が生えた程度のハンドメイド作家ですが、専門的に学ぶとここまで立派で素敵なものが作れるのだ、と衝撃を受けつつ、私もできることはやっていきたい、私にしか作れないものがあるはず、作れるだけ作ってみよう――と、創作の意欲を新た燃やしました。上を見たらきりがないけれど、下を見て安心することが無いようにしたい。そんなことを思いながら会場をあとにしました。
売約済みの作品は撮影不可でしたが、会場の様子を。
