ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

新連載・教育現場から 11 実践がいっぱい

まともに1週間授業をしました。これを普通にできるようにしたい。そのためにはありとあらゆる方法で、自分の病と闘っていかなければならない。覚悟を決めた桃ちゃんです、ごきげんよう

今週の反省

生徒にいまいち指示が通らなかったなあ、と思っています。わたしがわかっていることでも、生徒にとっては初めてやることなのだから、黒板にやり方を書いたり、説明を詳しくしたり、プリントの読み方から説明していく必要があると感じました。あと、途中で指示を追加しない。これはなかなか難しいことですが、大事だと思っていて、混乱させないために重要なポイントなのですよね。高校生とはいえ、どうしても学力層は低いので、一発で通る発問と活動への向かわせ方を考えなければならないと思っています。黒板はまとまるようになってきたし、生徒とのやり取りのメモ書きとして使っています。生徒と対話することを怖がらなくなったので、それも良い傾向かな。あとは発問を練る。これに尽きます。どこまで深く文章を読めるか、というのはたぶん、問題意識に左右されると思うのですよね。だかたまず大きな枠で「これを考えるんだよ」「ここがゴールだよ」と提示した後に、問題を小分けにして、それを繋ぎ合わせると……すごい! わかった! みたいになるのを狙って、来週は授業をしようと思います。

実践集

まず2年生の授業で、随想を読んで「教訓探し」をしてもらいました。やり方は、一通り読んだ文章のなかの一節を引用し、そこから自分がどんな教訓を得たか、そう考えた理由は何か、というのを書く……そんな形式の授業を1コマやりました。参考にしたのはアニマシオンです。実際に書いた後、お互いに書いたものを共有したり、最後の5分で全体の意見としてまとめたりしましたが、少人数でやるから楽しいというか、うまくいく授業だったなと思いました。単元のまとめ向け。

次にアンケート調査を実施しました。生徒の意識調査をして、その結果をグラフにするという。本来ならgoogle フォームとかを使いたかったのですが、勤務先に導入されていないので紙で実施しました。男女でかなり有意な差が出たので、面白いな、と勝手に思っていましたし、生徒も他のクラスメイトの結果が知りたかったようで「今日は見ますか?」「楽しみだな」とか話していました。これは大人数の方が盛り上がる気がする。母数が大きいので、特徴が出やすいと思うのです。導入向きなので、アンケート結果を読解させるという活動も入れてみるのもオススメ。複数テクスト読解になりますし、何より生徒の食いつきがいいのです。

最後に、3年生でジグソー学習を実施しました。5人1チームで、4人にひとつの資料を4つに分割したものを渡して、読ませました。それを残る1人の書記に伝え、書記はメモを書いて全体に共有するというものです。自分が初めてジグソー学習を実践したこともあり、思うようにはいきませんでした。まず、読解する文章の難度を下げること。最初に具体的な説明をして、途中で説明を追加しなくていいようにルールを徹底的に作りこむこと。このあたりが大きな課題としてあります。自分の力量不足を痛感したので、1年後くらいにまたジグソー学習を実践してみたいと思います。

最後に反省と板書の写真を。それでは、また。

f:id:hoshino-momotaro-1616:20210626163646j:plain

毎週つけている反省ノート

f:id:hoshino-momotaro-1616:20210626163633j:plain

f:id:hoshino-momotaro-1616:20210626163620j:plain

f:id:hoshino-momotaro-1616:20210626163601j:plain

f:id:hoshino-momotaro-1616:20210626163611j:plain

今週の力作板書