ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

お金と教育の話

今週のお題「100万円あったら」

19万も持っていない、御茶ノ水ごきげんよう、桃ちゃんです。どなたか口座に100万円と言わず1億円くらい振り込んでくださって構わないのですよ? 冗談はさておき、本当にお金がないのは事実なので、codocでの課金をお願いします。桃ちゃんというコンテンツに課金するんだ!

100万円ですか。スケールが小さいですね。教育にかかる費用はだいたい1人1000万円と言われています。10分の1ですよ。何の足しになろうか。そして塾の夏期講習代で消えそうな金額じゃないですか。全然足りない。

この金銭感覚が身についたのは、塾講師時代に授業料の単価計算をしたり、今も雇用主と時給換算でいくらの契約で……という話をしたり、結構身近にお金について考える環境に身を置いているからです。桃ちゃんは金に糸目を付けぬ女なので、気に入ったおようふくがあれば買ってしまうし、ハンドメイドの製作にもお金がかかります。趣味でやっているようなことでも、十分私にとっては生活の一部。おようふくは仕事に着ていくし、ハンドメイドでも稼いでいこうと思っているので、何とかして食っていくために切り詰めて生活しています。

特に今はまともに働けていないので、使える制度はすべて使って生きています。でも、それって誰かに教わったわけではなく、自分で生きるために調べた結果なのです。ではどうやって私はその情報にアクセスしたか、というお話を。

私は精神科にかかっているので、社会保障制度については主治医に相談することが多いです。主治医のおかげで今すごく安いお金で通院できているので、そういう専門家にコンタクトをとることも大事だと思います。それ以外にも、頻繁に役所に電話しています。この間は、税金の支払いに障がい者の控除がかかっていないという理由で電話を1本入れて、今なんとかしてもらっているところです。そうやって自分でアクションを起こすこと、そして自分の現状を伝えて打てる手を考えてもらう。使える制度は自分で調べて、自分で申告する。……結構ハードルが高い。そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。確かにご自身が不安や失意のどん底にいて、生きていくだけで精一杯という方もいらっしゃるでしょう。それでも、お金の心配は心を蝕みます。明日どう生きていくか、今日の食費はいくらで……そんなことを考えている時点で、まっとうな回復は見込めません。お金の心配だけで精神をすり減らすより、まずは誰かに相談してください。そして、自分で調べるための教養を身につけてください。学校で習うでしょう、自分の気持ちはどうやって伝えたらいいのか、というスキルだとか、憲法で「健康で文化的な最低限度の生活」は保障されている、だとか。学校の勉強も捨てたものではないですよ。だからこそ、知識とお手持ちの情報通信機器で「情報を精選する」のが大事なのです。学校は使えない知識を教える場ではありません、人生を豊かにして、生きていくための素地を「カルチベート」する場です。sin, cos, tan が何に使われているかわからないから学ばない、というのは本当にもったいないですね。だって、実際に使っている人がいて、社会を回しているのですから。私がどん底でも生きていけるのは、教養のおかげ、という話でした。手っ取り早く100万円を手に入れたいなら、勉強して仕事をするか、勉強して社会保障制度を活用しましょう。それに尽きます。学んだことは大事にしてくださいね。それでは、また。