ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 2023-29 今週の反省

今日はやる気が出ないから、家でだらだらしました。ごきげんよう、桃ちゃん先生です。

3年理科「音を出して調べよう」完結

まさかの3時間で終わりました。先週の時点で次回(今週1回目の理科)が2時間連続だったので、児童とは「実験を一気にしよう!」と前もって計画していました。音楽室から楽器を借り、糸電話を作り、音叉も持ち出し、前半の1時間を児童が順番にすべての実験をする時間としました。2人1組になって糸電話で遊んだり、音叉を叩いてみたり、トライアングルを鳴らしたり……そしてわかったことをノートにいっぱい書き込んでくれました。気付いたことはメモを取る、という習慣もついてきています。えらい。後半の1時間では、それぞれの実験で気付いたことを話してもらったのですが、理科の教科書は一切開いていないのに「音を出すものは震えていた」「大きく震えると音も大きい」「糸電話の糸も震えていた」というおさえるべきポイントを全部言ってくれました。実験を1時間みっちりやったからこそ気付けたこともあっただろうし、彼らのなかに科学的思考力の芽が出ているからなのかな、と嬉しくなりました。あとで教科書を開いてネタバラシをしたら「あー! これ、おれ(わたし、ぼく)が言ったやつ!」と叫んでいたので、そこは年齢相応ですが、かなりテストの点数も良く、体験したことがきちんと身についている印象を受けました。

胃痛と福音

現在様々な案件を抱えて胃痛の連続になっている支援級ですが、その案件の会議が山ほどあった1週間でした。やっぱり保護者の「押し付け」「先入観」「色眼鏡」で支援級の児童が苦しい思いをしていることがよくわかる会議の内容で、己の無力さを感じました。今後は勤務先の支援級の在り方、措置替えの基準の明確化、時間割の見直しなど、大幅な改革が必要になりそうです。けれど、それをしたとしても、幼いうちは親の呪縛から離れられない(特に支援級の児童は親の庇護がないと生活が難しいことも多い)のはかわいそうだと思ってしまいました。いつか在籍する児童が、自分の親を「歪んでいた」のだと気付く日が来るのかもわからないし、そのままズルズル共依存になってしまうかもしれないし、もうやりきれない思いでいっぱいです。それでもベテランの児童福祉をご専門とされている先生が「支援級の先生方が、ていねいに子どもたちを指導していることは確実に保護者にも伝わっているよね」とおっしゃってくれて、それに管理職の先生方も笑顔で頷いてくれて、そこだけはなんだか救いがある気がしました。来週の面談で1件決着がつけばいいのですが、まだまだ波乱の予感がします。こわいよ。

最後に、今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省ノート