ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 2023-19 今週の反省

最近朝起きられません。ごきげんよう、桃ちゃん先生です。

話し合いの授業って難しい!

先週から今週にかけて、5年生の国語で「よりよい学校生活のために」という話し合いの単元をやりました。今回初めてジャムボードを活用することを決めました。導入の意図としては「KJ法をやりやすくする」「話せない子にも記録係などの活躍の機会を与える」「書くことに困難を感じている子に対応する」などがあったのですが、児童の振り返りの中で「ジャムボードは静かに書けるからいいけれど、タイピングが遅いから大変だった」だとか「どうしてもふざけてしまった」という意見が出て、もっと訓練を積まないといい話し合いにはならないことが判明しました。そりゃそうだ。一朝一夕でできるわけがない。普段の話し合いでも「話し合いのルール」(司会の指示を守る、相手の話は静かに、手を止めて聞くなど)を徹底することと、当分の間ジャムボード使用時は「手描き禁止」「相手の同意なしに付箋をいじらない」というルールを守らせようと思っています。記録係だけは例外的にいじれますが、記録係がふざけるようであれば交代も辞さない構えです。みんな新しいものに興味津々だったので、ICTを文具にするためには下地作りが大事なのだと痛感した授業でした。

どうする? 支援級

支援級に続々と転籍してくる児童たち。受け入れの方法はどうする? という話をもう一人の担任の先生としました。7割~5割の授業を支援級で受けるのならば転籍する意味があるとは思うのですが、「クールダウンするためだけ」などで1割にも満たない時間だけ通ってくる児童へ、どう対応するかが当面の課題です。こちらもカツカツの人員でやっているのに、一時的に来る子のほうは、基本的にクールダウンだからマンツーマンでついて面倒を見なきゃいけないのに、きちんと在籍している児童は指導が手薄になっては本末転倒ではないか、などの状況が危惧されており、なかなかに頭の痛い問題となっています。2学期以降まだまだ支援級の児童は増える予定なのですが、学力に問題が無く、将来的に通常級へ戻ることを考えているのであれば「支援級に来てもあまりメリットはないよ……?」と相談していた先生がおっしゃっていたのが、なんだか重く心に残っていて、通常級だろうと支援級だろうと「輝ける場所があること」と「自主自立の達成」ができるならどんな形であれ無理しなくてもいいのでは? という先週の研修の内容も脳裏をよぎり、それをどう実現するかが目下喫緊の課題です。

理科は結構高度な話まで

3年生の理科の板書がこちら。

理科の板書

昆虫のからだのつくりをやったのですが、それぞれ違う形をしているね、これは「住む場所」「食べ物」を分けて生き延びるためなんだよ、「すみわけ」って言うんだよ、という話までしてしまいました。児童は「ふーん」という感じでしたが、目は輝いていたのでたぶん響いている。はず。将来的に食物連鎖の話も学ぶので、そのときに思い出してくれたらいいなと思っています。来週は晴れたらかげつなぎの遊びをして、ヒマワリの種の観察もします。実際に遊んだり観察したりといった活動を中心に据えられる3年生の理科、面白いです。