ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

教育現場から 61 今週の反省

年始、激動のスタート。

支援級大荒れ

支援級の子たちに久しぶりに会って、相変わらず元気そうにしていてよかったのですが、その元気が有り余ったのか大暴走する子が続出しました。大変でした。桃ちゃん先生流血事件にもなるくらいでした。でも生き延びたからヨシ。

支援級の子たちは休み明けで学校に来られた嬉しさや、給食の存在などでテンションが上がり、さらに気温や気圧などの天候に敏感なので、それらが複合的に作用して大暴走を起こしたのだと推測されます。なかなか対応が難しいですが、肝心なのは「指導の軸をブレさせないこと」。だからこそ「ダメなものはダメ」と言う勇気を持つようにしたいと思っています。

実践・6年国語「詩を朗読してしょうかいしよう」

詩歌の朗読発表会と、意見交流会を実施しました。2時間単元なのですが、だいぶ時間が押せ押せになっています。月曜日にまとめをして、「仮名の由来」をやって、やっと読む単元に入る感じです。でもそれは、子どもたちが詩を夢中で読んで、真剣に意見交換してくれている証拠でもあります。ありがたい限りです。

指導内容としては以下。事前に資料として、有名で読みやすそうな詩歌(金子みすゞの『こまだでせうか』など。『教科書で出会った名詩一〇〇』石原千秋編を参考にしました)をgoogleドキュメントにまとめ、classroomで配付しました。それを含めて7篇の詩を子どもたちは読みました。

まず導入として、「朗読って何?」という話をしました。実際に朗読と音読の違いを模範で示し、子どもたちの発言から「朗読に必要な要素」を抽出していきました。その後練習したのですが、島田陽子氏の『うち 知ってんねん』がツボにハマった子がいて、みんなの集中を妨げ始めたのですが、「みんなもおんなじくらい声出してみて!」というアドバイスで事なきを得ました。気をそらすことも時には大事。その後練習していく中で朗読の仕方を調べ始めたり、自分の読み方を教科書や配付したドキュメントに書き込み始めたり、いろいろな発展的活動が起こったので、他の児童にも「こんなことをしている人がいる、すごくいいね」と共有するなどしました。交流会では「詩の朗読」「気をつけたところ」「詩の解釈、あるいは気に入っているところ」の三点を必ず話すように、という約束で実施しました。集団の人数を大きめにし、かつ普段と違うメンバーにしたのですが、これは書き初め大会などで見られた「集団としての未熟さ」を改善するため、という目的がありました。あまり協力的でない子も、周縁から参加していけるように……としたのですが、どうしても参加できない子もいて、そこは今後の課題かなと。次回共有した時に、詩歌をどうとらえたか、話を聞いてみるのが楽しみです。

複数テクスト読解について

小学校の先生は複数テクスト読解を知らない。まさかの事実が判明しました。その先生は社会科がご専門なので、教科の壁はあれど共通テストでも高校の授業でも扱われる問題をご存じなかったのは意外でした。やっぱり小中高とすべての校種を経験してよかったなと思いました。情報収集はマメにしないとだめですね。その先生と次の大単元「メディアと人間社会・大切な人と深くつながるために」の相談をしたときに先の事実が発覚したのですが、私の知っている知識をお伝えして、複数テクスト読解の方針を決められたので良かったなと。油断せず自分も専門教科の動向は注視していこうと思いました。

最後に今週の反省ノートを。それでは、また。

今週の反省ノート