ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

毎日がスポーツの教育現場

今週のお題「冬のスポーツ」

寒いですが、子どもを追いかけまわしていると暑いです。汗もかく。

小学校で教えていることについて

小学校での指導やTT(チームティーチング)が始まり、毎日子どもたちにまみれながら生活しています。小学校では人員不足がどこよりも顕著で、少しでも教員が欲しいという実情があります。それは仕事が激務であることも影響しています。学級通信・学年通信の発行、給食費の計算、今だと年度末の所見記述……毎日7時から21時まで働いている小学校教諭の友人を持っていると、その賃金に見合わないどころの騒ぎではないつらさを感じています。私もできれば20コマくらい中学校で国語を教えたい、と思っていますが、それは小学校の非常勤に求められる「何でも屋」的なところがあまり性に合わないからだとも思っています。

それでも楽しい! 小学校の授業

指導しているとめちゃくちゃ楽しいです。発言は多いし、着眼点も面白いです。子どもたちはすぐ懐いてくれるので、こちらも可愛がってあげたくなります。素直で、素朴な子どもたちに囲まれていると心が洗われるような思いを抱きます。本当にみんな可愛いです。生意気でも可愛い。それでも、そのやりがいはやはり授業にあるな、と思っています。私は算数を担当していますが、45分間でどこまで濃密な内容ができるか、子どもたちの意見を引き出して活用しながら指導できるか、など脳みそもフル回転のまさに「スポーツ」です。戦略も体力も必要で、熱中できるという意味でも、スポーツに例えることができそうです。

楽しいだけでは報われない

小学校教諭の全員が、善人で素敵な人だとは思いません。それでも、子どもの前では真剣に指導し、その困難に向き合う真面目な人たちが教師になっています。教員不足、教員離れが深刻化している昨今、求められるのは「人員確保」と「大幅な給与アップ」にあると思っています。これはセットで行わなければならない問題です。人員が来ないのは、「教員ってつらい、割に合わない」と思われているからです。でもそれは事実だし、改善するためには教育にお金をかけるべき。そうでなければ早晩この国の教育制度は崩壊します。というか、もう崩壊しているのかもしれないけれど。私のような存在も「来てくれて嬉しい」「すごく助かる」と言ってもらえる現場なので、もっとみんなが幸せになる道を模索していきたいです。それをすべての教育機関に広げていければ、とも思っています。足の引っ張り合いではなく、みんなが幸せになるために……と。