ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

わたしは親じゃないけれど【ブログ限定記事】

怒涛の1週間が終わりました。帰りがけにスタバに寄ってフラペチーノを飲んだのでまだ生きています。どうも星野です。今日は4時半に起きたよ。今回もお題消化です、子育て経験はないけれど、生徒指導という一種の「子育て」をしているので、いろいろと書いていきたいと思います。

今回は先に宣伝!

お仕事 → 

ハンドメイド → 

同人活動 → 

お好きな桃ちゃんの活動を応援してくださると泣いて喜びます。

 

私の仕事は教師です。現在2年目、ルーキーです。アルバイトで塾講師をしていた時代から数えると、教育実習にも3回行っていますし、小学生・中学生から高校生までを7年の間で教えてきたことになります。教師になることしか頭になかったし、いまも仕事が楽しくて仕方がないので、精神を病んででも教職の専門の大学に行ってよかったなと思っています。天職ですね。またどこかでぷつんと切れないように気を付けなければなりませんが……(実際今週は緊張の糸が切れかけました、電車に飛び込まなかった私、えらいぞ)

 

定時制から全日制、私立、公立と多種多様なところで教育に携わってきて、ほんとうに様々な児童生徒を見てきた経験からいうと、家庭教育って非常に大事だなと思うのです。

何も習い事をさせろとか、幼児期の教育だとか、そういうことが言いたいわけではなく。

親や周りの大人の背を見て育つ子は確実にいるのだな、と強く感じることが多かったので、こういう言い方をしています。大人の行いを、児童生徒はよく見ているのですよ。

個人的には、習い事だとか旅行の経験だとか、生活のなかで多くのものに触れたという経験がある子ほど学力が伸びるな、と感じています。

実際にあった話なのですが、「海」を見たことがない生徒がいました。その子は小学校の遠足で海を見てひどく感動していました。

そういう「貧困家庭」「育児放棄家庭」の子どもが、定時制に流れてくることが多いです。その子たちにいかに教養を身につけてもらうか、そしてこの社会でサバイブしていくための技術を身につけてもらうかがポイントだと考えています。そうじゃないと貧困の再生産になるので、なんとかして情報へのアクセス方法だけは学んでね、と日々格闘しています。

一方私学の全日制でも、「有様」を人名だと思っている生徒って結構いるのですよ。私もびっくりしたのですが、実話です。進学校といっても内部推薦やスポーツ推薦、AO推薦で進学していく生徒の方が多いところだと、勉強はあまり真面目にやらないので、これまた社会の荒波に揉まれてドロップアウト、ということが多々あるそうです。

私の役目は、そんな児童生徒たちに教養を身につけてもらうこと。そして「勉強って結構楽しいのでは?」と思ってもらうことです。

現代社会の核家族では、もう子どもの面倒を見きれていないのです。親もかまってくれない、学校の先生は叱ってくる、塾の先生は冷たい……みたいに感じている生徒は多いと思います。だからこそ私は、せめて私だけは、そういう生徒の味方でありたいと思って毎時間真剣勝負の授業をしています。それでも家庭教育には勝てません。素地が違いすぎる。働いていて疲れているのはわかるけれど、読み聞かせのひとつでもしてあげたらいいのに、と思うことが多々あります。現代語や古語を調べても、そもそも辞書に書かれている平易なことばの意味がわかっていない生徒がいるのは、そういう「読書体験」の少なさが一因(※すべてではないです)だと思いますし、社会科、数学、理科、その他実技教科もまんべんなく学んできた生徒のほうが「話をしたときに脳内で『引っ掛かり』ができやすい」から伸びるのだろうと推測しています。

要するに、脳みその中でただの点だった知識が線に、あるいは立体になるのです。知識同士が繋がり、理解度が深まり、さらに知りたくなる。そういう好循環を生み出すのも家庭教育で培われる「社会経験の差」だと思うのです。

だからこそ働く保護者の皆様には、お子さんと接する時間を大切にしてほしい。

周囲の大人も、子どもは社会全体で育てるものという意識を共有してほしい。

私はいつもそう願っています。

 

私は子育て経験こそないものの、いまは家事をこなしながら仕事(という名の一種の子育て)をしています。母は小学校で、父は高校で実際に児童生徒を教えながら、高校生の弟と社会人になった私の面倒を見ているので、どれだけ苦労してきたか今になってわかるようになりました。だから親にこれ以上負担をかけまいと、家賃を入れ家事を積極的にやるようになったのですが、まあそれは置いておいて。

私自身幼少期に読み聞かせや外出(動物が好きだったので動物園や水族館によく連れて行ってもらいました)をさせてもらいましたし、映画もたくさん観させてもらいました。本が欲しいと言えば買ってもらえたし、不満はないです。たとえ親から怒られたことがあっても、かつてのそういう「家庭教育の徹底」があったから、ちゃんと恩返ししないとなと思うくらいにはなったのですよ。現状、そこまでやっている家庭は少数派だと思います。なんとかして働く保護者の方に、「お子さんの教育の第一歩はあなたたちにかかっているんです!」とお伝えしたいなと思って、この記事を書きました。

 

長くなりましたが、こんな感じで終えようかと。それでは、また。

 

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て

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by オリックスグループ