ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

紅に染まったこの……

今週のお題「赤いもの」

別に勝負服は赤ではない桃ちゃんです。ごきげんよう

色彩の妙

赤いものはりんごとかいちごとか、自然界にも存在していて、美味しいものの象徴のように感じられることかと思います。けれども、人間の日常生活の中に、やたらめったら赤いものが存在することはかなり危険なこと、とも取れます。赤は警告の色、危険を示す色でもあります。赤いものは美味しさと裏腹に危険性も伴っているのです。

色彩によって意味つけられるイメージは数あれど、その最たるものがアイドルの「メンバーカラー」だと思います。よくありますよね、○○君は赤だからライブの時は赤の服で行く! みたいな。かく言う私も、次のプリライはオレンジのスカート(別名:推しの概念)で行くのですが。この色彩による「意味づけ」って、人間の活動の中でもかなり興味深いと思うのです。

教室での色彩

色覚に困難を抱えている生徒もいるので、あまりビビッドな赤は使いたくないのですが、あるときものすごく「赤」を前面に出した学級があって、びっくりしてしまいました。この担任には色の持つイメージが暴力になると考えたことがないのかと。赤は緊張を高めるので、どうしても注意が「赤」の方に向きますし、疲れます。だからできるだけ教室空間は「グレー」である必要があると思っています。「グレーゾーン」という言葉もありますが、ちょっとマイナスのイメージになりますよね。けれどもそれは生徒の多様性だととらえることで、だいぶ心理的な負担は軽減しますし、外部機関との連携を取れば、児童生徒にも、教員にも過ごしやすい環境が整うのではないかと思っています。

閑話休題

グレー、というのは疲れない色です。目立たないがゆえに役に立つ。そう書いた評論文もあるほど、グレーであることは心理的な安定を支えます。「黒」板に「白」のチョークで書いていく授業は、まさにグレーのなかの明度の階梯を行き来しているわけですね。そう考えると、やっぱり掲示物や書字に使う色は「刺激が強すぎない」「シンプルな」ものがいいのです。デザイン性もそうですが、色彩による影響も考えた方がたぶん生徒も楽だよなあ、と思っています。

今はまだ教壇に舞い戻るだけのパワーが無く、腕をなまらせないようにするので精一杯ですが、また教育の話もどんどんしていきますので、よろしくどうぞ。それでは、また。