ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

新連載・教育現場から 9 今週はダメでした

へこみにへこんだ1週間でした。つらかった。悲しみを抱えて週末を迎えています。ごきげんよう、桃ちゃんです。今週の反省と実践を。

体調・精神面で崩れた

いろいろなミスが重なったこと。週半ばに躁状態が来たこと。生きているのが不思議なくらい、死の淵を覗き込んだ1週間でした。些細なミスで自分を責めて、必要以上に落ち込んで、それが病気のせいなのだと割り切ることもできず、本当に毎日泣いて過ごしました。躁状態のときは本当に元気で、4時間で目覚めてもそもそ活動するのですが。

心の中に、死んでもいいと思う自分と、生きていたいと思う自分が居て、彼らは時に喧嘩するのですが、もとは同じ「私」です。だからどちらも本当の気持ちなんだと受け止めて、そのうえでちょっとずつ前に進めばいいのですね。それも今回学んだことです。

報告・連絡・相談は必ず行う、それは自分を守るためでもあるから。

毎日同じリズムで活動する、それは自分の健康に繋がるから。

それを大事にしながら来週は頑張ろうと思います。

授業の反省

ぼんやり、ほわほわしていると、どうしても覇気が無くなるので、生徒の前では頭をフル回転させて「しっかりとした先生」を演じないといけないな、と思いました。授業の内容は基本的に試験前の対策で、目新しい事はほぼしていないのですが、それでも生徒はテストに向けて頑張りたいという気持ちが強いので、集中して取り組んでくれました。

生徒の中には「席順」にこだわる子もいます。それがきっかけで揉めた生徒もいて、かなり頭の痛い問題でもあります。できるだけフェアに席順を決めたいので、次の席替えでは「前が嫌」という理由は原則聞かないことにします。後ろなら寝るよね? 私語するよね? 前回は君の言うことを聞いたけれど、それでもだめだったよね? 後ろじゃなきゃダメな理由は無いよね? 前の方が授業がわかりやすいよ? 前だと得はするけれど、後ろはもう特別な理由が無い限り座らせないからね? などと論理武装していく予定です。私がきっちり叱れない、注意できないのがすべての原因であり、生徒の言いなりになっているのが問題なのですが、それを変えるためには「自分の中で諦めずに対話すること」「ダメなものはダメとはっきり言うこと」が大事だと思っています。だから、自分が少しでも前に進める、良い方向に変われる1週間にしたいです。

実践「歌詞分析」

今週は、私の中の鉄板授業になっている「歌詞分析」をぶつけてみました。ヨルシカさんの「だから僕は音楽を辞めた」を使って、解釈の幅や文学批評の理論などを雑多に詰め込んだ1コマになりました。MVを見せたのも効果的だったようで、そこから想像を膨らませる生徒や、お気に入りの曲だからと自分の考えをぶつける生徒などもいて、非常に活気のある授業になりましたし、このクラスは「意見を戦わせること」ができる子たちの集団なのだと気付けたので、どんどん解釈の多様性を担保して議論させたいと思っています。

他にも、「ブリューゲルへの旅」を使って授業をしたかったのですが、それはまた今度、です。「繰り返し解く」のを目標とし、レベルチェック・まとめなどに使えれば良いなと思って、今教材を整えているところです。流れとしては、①簡単な問題で解き方の基本を知る、②中間で1コマ使って解釈の多様性について理解を深める、③テスト前のまとめ問題として実施……というコースです。同じ文章を繰り返し読むことは、きっと生徒の力になるはずです。時間が経てば見えるものも変わりますし、理解の深まりもきっと変わるはず。そう信じて実践していく予定です。これも整ったら「お役立ち」の中に入れておきます。

今月はお給料がびっくりするほど減っているので、緊縮しなければなりません。それでも今の職を辞めたくはないので、頑張って生きていきます。それでは、また。

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板書の様子

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今週の反省