尊いの嵐でした。長年浸かっている沼が、ここまでビッグになってくれたのか……すべてのプリンスさまとプリンセスと運営にありがとう……親心的な何かが生まれますね。ごきげんよう、桃ちゃんです。神宮寺レン推しとして、うた☆プリEXPOに行ってきたよ、というレポです。誕生日(6/12)にプリンスさまと過ごす権利を買ったのです。
歴史の重み
今年の6月24日で11周年を迎える「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ。衝撃的な空耳がニコニコ動画を席巻してもう9年経つのです。そりゃ私も老けますね。今回の展示は今までの歴史を振り返りつつ、新たな一歩を踏み出したうた☆プリの「今まで」と「これから」を堪能できる魅力的なイベントになっておりました。
私も高校生の時から追いかけ続けていますが、運営が良心的なので、どうしてもお金を落としたくなるのです。うた☆プリというコンテンツに、多くの方々が関わっていること、そしてその全員がプリンスさまとプリンセスたちを幸せにするために奔走してくれることに感謝しています。ありがとう運営。金を払わせろ。昨日も暑い中、何千何百というプリンセスたちが集い、皆着飾り、ぬいぐるみと写真を撮り、自撮りをし、本当に微笑ましく見守るおばあちゃんになっていました。いや、私も撮影していたのですが、どちらかというと次に述べる丸山敬太氏のインタビューに感銘を受けたのです。
KEITA MARUYAMAはいいぞ
うた☆プリの話じゃなくなった。丸山敬太氏は過去2回にわたり、プリンスさまの衣装を製作してくださったデザイナーさんです。ご自身のブランドは浴衣1着10万円という恐ろしいほどのハイブランドなのですが、そんなカッコよさ全開のデザイナーさんに、何度もオファーを出せるうた☆プリの運営の財力がすごいし、というかその財力の根っこには我々プリンセスの投資があって……まあいいのです、お金は天下の回り物ですし、毎回驚きをくれること鶴丸国永(刀剣乱舞の刀です)のごとし、その意気や良しということで。
今回の展示でも、丸山氏のインタビューが放映されていたのですが、私がもうめちゃくちゃに食いついたのが「作品の世界に合わせたデザイン」をする徹底ぶりのところ。新曲のMVでST☆RISHが着ている衣装は、楽曲の世界観と彼らのモチーフである「星マーク」をふんだんに使っており、それはもちろん公式のオーダーではあるけれど、それ以上に「今までにないST☆RISH」を演出したかった――と語っていらっしゃって、そこにいたく感動してしまったのです。衣装の素材、モチーフ、結構デザイナーである丸山氏が好き勝手やっている、とお話していたものの、もちろんオーダーはあり、そのすべて(自分の理想と依頼主の理想)を叶えるその技量に感動しました。私も洋服を作りますし、今度我が家のぷりちーネコチャン・アランチャには白雪姫になってもらう予定もあります。そして何より、現在多くの方にお洋服の製作を依頼されています。私もいっぱしのクリエイターなのです。何かを作る、それが自分の想いや相手の想いをくるみこんで作られるものならなおさら、全力で取り組まなければならない。その時に重要なのが、きっと「神は細部に宿る」という言葉なのだと思いました。
丸山氏は素材や配色にかなり気を使っていらっしゃったので、私もそういう「細部」にこだわるところで「本気」を見せなきゃいけないな、と感じました。何かを作るならば、そこに願いが宿る。その宿った願いが形になる瞬間に、例えば依頼主のオーダーであったり、自分の理想であったり、純化された想いが炸裂する……そんな衣装を、丸山氏にはこれからも作っていってほしいし、私もその背を追いかけて作っていきたいと考えています。
最後に、撮影した写真たちです。それでは、また。
