ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

新連載・教育現場から 4 反省と実践とそれからそれから

noteの親会社のやり口が嫌になったので、教育系のお話もこちらに移し、このはてなブログで一本化することにしました。どうも星野です。

今回は新連載の第4弾、実践と反省のお話。教育の仕事に正解はないけれど、何か参考になれば幸いです。良いなと思って頂けたらサポートをお願い致します。

 

やった実践一覧

①国語表現で「ウミガメのスープ」を活用しました。「好きな食べ物」縛りで出題し、「はい・いいえ」でしか答えない遊びをアイスブレイクとして導入してみました。私が実演したところ、自分も出題者になりたいという生徒が結構いて、前に出て発表することを嫌がらない明るいクラスなのだと思いました。かなり盛り上がったことと、最後にこの国語表現の目標を伝えることに成功しました。「はい・いいえだけじゃ伝わらないよね、だからこの教科ではわかりやすく伝えることを学ぶんだよ」という感じの終わり。

②国語表現で「アニマシオン」を活用しました。単元の導入として使いました。目的は、生徒のレベルチェックもあり、また仲良しグループの把握をすることもありました。活動内容は、まずグループになって、あまり長くない評論文の要約を作ってもらいました。結構時間がかかってしまいましたが、生徒は楽しそうに取り組んでいました。その次の時間に意見を集約して、それぞれ「ここが良いところだね」と承認したうえで「もっとこの内容について掘り下げてみない?」と提案する形で内容に対して興味をひき、かつこの評論文のテーマを「じぶんごと」にする、というところまで持っていきました。

 

反省事項

現在の勤務先は、生徒の実態として「自信がない」「勉強に対する苦手意識がある」ということがあります。勉強をして、今までの自分から変わりたいけれど、どうしたらいいかわからない、という感じです。そのため、学びに対するハードルを下げる意味で、遊びを重視した活動を取り入れたくて、これらの活動を行いました。楽しかったね、それで終わり、みたいにしたくなかったので、必ず次の時間や学習目標につなげることをしたので、そこは及第点かと。しかし毎時間「これができるようになったらゴールです」という、小さい目標を示すのをついつい忘れてしまって、生徒は漫然と授業を受けているという状況になりがちでした。今後は必ず「今日はこれができればOK」と明確に示していきます。

また、中途半端なところで授業が終わるクラスもあり、なかなかまとまりのある授業ができなかったのも反省点です。あまり時計に目を向けず、ガンガン進めてしまったのがいけない。タイムキープも今後の課題です。

最後に、自分の仕事量をコントロールできるように、働き方を改善していきたい、というのもあります。リフレクション活動は続けていますが、受け持ちクラスが多いため、どうしても睡眠時間を削ってお返事を書いて、その結果翌日体調を崩す……という負の連鎖に巻き込まれたフシがあります。たぶん、一度心を折っているので、身体が「これ以上は無理です」と早い段階で警報を鳴らしてしまうのだと思います。それはそれで大事な自己管理システムですが、私は何としてでも週5フルタイム勤務に慣れたいので、定時から30分後には職場を出る・早めに寝る・ちゃんと食事をとる、の三点だけは欠かさずやっていきます。体力をつけよう……

 

これからやること

分掌の仕事もこれから増えてきます。その仕事を頑張って覚える・手早く済ませるのが次のミッションです。私は非常勤で2年働いていたので、授業の腕はそれなりに買われていると思っています。だからこそ、経験者として初任レベルのことはもうできていないとおかしい。周囲もそう思っているだろうし、私も同じだと思われたくないですし。ひとまず、図書管理と定期考査の仕事を自分でさっさと覚えて、自分で工夫できることは工夫して、こうしたら楽じゃないですか? くらいは言えるようになりたいです。それがまず、今月の目標そのいち、です。

また、日々の授業を止めないで、と管理職から言われているので、コロナの感染者を出さずに、リスクを最低限まで減らして授業を行うことも大事なミッションです。グループワークもやらせたいけれど、緊急事態宣言もありますので、なかなか実践できず歯がゆいです。今月は校内の研究授業もありますが、それも私の今できる最善を尽くします。ここでもアニマシオンを活用して、魅力的な授業を実践していく予定です。

私は基本的に実践者です。実践事例を積み上げて、その中から自分なりの理論を作り上げていくことに興味があります。そのためには「できることを増やす」のが大事だと思っています。校務分掌は、サブの仕事ではありますが、「できること」の中に入ってくれたら絶対に職場で頼りにされますし、学んでいかなければならないことだと自覚しています。2年間磨いてきた授業の腕を評価されたのだから、私はそのさらに上をいかなければならない。分掌もこなし、日々楽しく授業をしながら、それ以上に「深い学び」「実りある活動」も追求していきたいです。

そんな感じで、今回のまとめはおしまいです。末尾に参考になりそうな資料を貼っておきます。それでは、また。

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参考資料