ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

芋と読書【ブログ限定記事】

今週のお題「いも」

 

とんでもないタイトルにしましたが、ちゃんとした話です。どうも星野です。このふたつがどう繋がるのか、楽しみにしていてくださいね。

最初に宣伝! お好きな桃ちゃんの活動を応援してくださるとうれしいです。

お仕事の内容はnoteにあります。同人活動はpixivとFantiaです。それぞれ二次創作とオリジナル。クトゥルフ神話TRPGのシナリオはどちらにもあります。Fantiaにはハンドメイド作品も置いています。ハンドメイドの本拠地はminneです。それぞれ頑張って更新していくので、なにとぞ。

note.com

www.pixiv.net

minne.com

fantia.jp

 

私はさつまいもが好きです。紅はるかと安納芋。スイートポテトも好きだけれど、普通に焼き芋も好き。……いや、そんなことはどうでもいいのです。芋と読書の話をしなければ。

まずはこちらをご覧ください。以前私がTwitterにて公開した写真で、岩波書店さんが後悔している「芋づる式読書MAP」というものです。

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私の作成した「芋づる式読書MAP」

これで何ができるか。それは「知の連結」なのです。

私は昔から読書が好きで、今でもいろいろな本を読んでいます。そのなかで、「あ、この話、以前どこかで読んだような……?」となることが多くて、関連書籍を繋げて読む癖がついていました。しかし、実際に教壇に立って教えていても(あるいは塾講師として教えていても)私のような読み方をしている人間はほぼいませんでした。そうなるとどうなるか。「読んだ知識が点のまま」なので、要は知識を入れても役に立たないのです。なんというか、読みっぱなしになっていると情報が通り過ぎていくだけだから、そういう現象が起こるのでしょう。そこに記憶のフックをつけ、メモを取りながら読んだり、議論しながら読んだりしていく過程で、読んだ内容が自分の経験や他の知識と繋がって、まさに星座のように「線で繋がる」あるいは「立体になる」ところまでいかないと、知識がついたとは言えないし、まして活用することは難しいです。ここまで高校生に求めるのは少々酷かもしれません。しかし大学に入学した後は当然のようにこの営みを求められます。それができなければドロップアウトしてしまう。私はそんな危機感も抱いています。

たとえば、このMAPで言えば芋と芋を繋ぐコメントが「知の立体化」です。この本とこの本はここで繋がっていて、こういう情報が得られたから、その後こんな風に活用することができる……と、可視化しているわけですね。情報の可視化・タグ付けはビジネスでも役に立つ技法ですので、どんどん皆さんにも実践していただきたいなと思っております。

私はこうして関連書籍を「芋づる式」にまとめてみましたが、教育現場に持ち込もうとも思ってやったのです。つまるところ、生徒にも「知識を繋げると格段に世界の解像度が上がる」ということを理解してもらいたかった。悲しいかな、私の勤務先は図書館を死蔵しているような場所で、生徒もほとんど本を読まないです。だからこそこうして読書MAPを作って、関連書籍を読んでほしい。そう思いながら書いていました。

現在このMAPのver.1.3を制作中で、生徒に向けての読書目録として現代文の参考文献・古典の参考文献をまとめて3年生への餞別とすることにしています。

芋づる式読書MAPは岩波書店さんのサイトでダウンロードできますので、秋の夜長のお供になる一冊を選んだら、そこから根を広げていってください。図書館に行けばタダで本が読めるし、やって損はないと思います。ぜひ。

どうです? ちゃんと「芋」と「読書」が繋がったでしょう?(ドヤ顔)

そんなところでお話はおしまいです。それでは、また。