今週のお題「好きな漫画」
ブログとnoteでそれぞれ独自の記事を書くことにしました、どうも星野です。
明日神保町の古本市に行って、百円均一ワゴンセールで大量確保を狙っています。
ブログにおける今回のお題は、「好きな漫画」。
かっ……語っていいんですか!?!?
好きな漫画は数あれど、最近特に好きなものを紹介したいと思います。
作品名は「かしましめし」。作者はおかざき真里先生です。
タイトルの通りお料理マンガ・ご飯マンガなのですが、ただそれだけじゃないというのがおかざき先生流。
三人の大学の同級生が、お葬式をきっかけに集まって、ひたすらおいしくて簡単な手料理を食べる、そして仕事や恋愛のうまくいかなかったことと一緒に飲み下し、消化(昇華)してゆくというお話です。
おかざき先生ご自身が三児の母、そして広告代理店でお仕事をしながらマンガを描いていた(現在も連載を二つ抱えています)というスーパーハイパーワーキングウーマンなので、仕事の描写やごはんの描写がとてもリアルです。
働くことの大変さと、疲れた身体に必要なのは栄養素であることを痛感している私にとっては、まさにバイブルのような作品。
三人の主要キャラクターも、それぞれ個性的だし、まだ明かされていない過去や動き出しそうな未来……というところで今止まっています(現在の既刊は2冊)。
続きが気になるのですが、ほの暗さに不安を覚えたりもしていて、どきどきしながら待っています。
働く、恋する、ご飯を食べる。その意味をもう一度、せわしなくて孤独な現代の社会で問い直す。
大人の女性、いや男性も、性別を超えた存在にも、ぜひとも読んでいただきたいマンガです。
私がおかざき先生を知った直接のきっかけは、仏教の本で分かりやすいものを探していた時に「阿・吽(あうん)」という最澄と空海の歴史マンガを発見したことでした。
そちらも読み漁り、勉強の足しにさせて頂いているのですが、「絵がきれいだなあ」「迫力があるなあ」と思い、他の作品はないのか? となったという。
阿吽はまったく毛色が違うのでそちらも楽しいのですが、新社会人一年目、好きなものはスイーツとコスメという、おとめちっくから抜け出しきれていないわたしに響いたのは、「かしましめし」のほうでした。
両方面白いので超絶オススメなのですが。
ごはんは賑やかに食べた方が楽しい、とみんな言いますが、好きでもない上司や同僚と付き合いの飲み会に行ってもつまらないですよね。
私はそういうのが大の苦手で、自分の中で気の置けないと思っている友人を誘ってごはんやスイーツを食べ、おしゃべりに花を咲かせるのが日々の癒しです。
だからこの作品に出てくる三人の、和気あいあいとした食卓がとてもうらやましく、そして私もこういうのやりたい! と思っています。
おかざき先生はインタビュー(だったかな、出典が曖昧なので話半分でお願いします)でも「誰かと温かいごはんを食べることの喜び」を語っていらっしゃって、優しさにあふれるお言葉に感動した記憶があります。
共同飲食(=共食)の習慣が文明社会の形成に寄与した、というような本もあったはずなので、そういう意味でも「何かに行き詰まりを感じたら気分転換に何か食べよう」というのは大事なことなのですね。食べた分は運動すればよいのです。
何が出るかはお楽しみ、お手軽ホイル焼きとか今の季節にむちゃくちゃ合うじゃないですかーーーー!!!!
きのこと鮭。鶏肉もおいしそうだなあ……夢が広がります。
レシピもばっちり載っているのでお料理初心者でも安心。
誰かとごはんを食べたくなる、料理をしてみたくなる。そんな作品です。皆様ぜひ! まだ集めやすいですし! 月間フィールヤングで連載されておりますので!
読んでみてください~~!!
語ったらもういい時間なので、今日はこの辺で。
それでは、また。