ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

もう泣かせたりしない【ブログ限定記事】

今週のお題「大切な人へ」

 

世のバレンタイン商戦も落ち着いてきた頃にこんなことを書いています。どうも星野です。皆さんはどなたかにあげたり、どなたかからもらったりしたのでしょうか。私ですか? 後でお話しますよ……

 

皆さんにも大切なひとがいると思います。人間は誰かを愛し、誰かに愛されて生きていると信じているからです。親や友達、恋人。会ったことがない人、遠い存在の人でも愛することは可能です。愛の力は無限ですから、誰かのために、と思うとなんでもできそうな気がしますよね。今回のお題は「大切な人へ」、私信のようになってしまうかもしれませんが、ほんのしばらくお付き合いください、

 

私の大切な人は、ふたり。一人は高校時代からの親友Yちゃん。もうひとりは、まあ「彼」としておきましょう。

 

ふたりとも私が教師になりたくて大学に進学したこと、そしてその過程でうつと統合失調症を患ったことを知っています。深夜にもかかわらず励ましてくれたり電話してくれたり、たくさんの恩を感じています。欠けてしまったら私はきっと生きていけない、それくらいにいとおしく大切な存在です。彼らを悲しませるものは絶対に許さないし、彼らの味方であることをやめようとは思いません(さすがに悪事に手を出していたら止めますが)。

 

しかし私は、たった一度だけ、彼らを泣かせてしまったことがあります。

 

今の時期くらいだったかな、数年前の事です。

精神的に不安定で、何度か自殺未遂を繰り返していたときに、ぽつりと「いなくなったら悲しいから、もう二度とそんなことしないで」「死んだら地獄の果てまで追いかけてお説教するからね」と涙ながらに訴えられたのです。

私は別に自分が死んでもよかったのです。むしろその方がいいとさえ思っていたのです。しかしこの世界中でこのふたりだけが、私が生きていることを無条件に肯定してくれた。それがたまらなく嬉しくて、これ以上このひとたちに涙は流させたくないと誓いました。以来自殺未遂をすることもなく、希死念慮も薄まり、げんきに生活できていますが、それもひとえにこのふたりのおかげなのです。

 

Yちゃんも「彼」も、私と何もかもが違うけれど、なんだか居心地が良くて、離していると安心できます。誕生日やクリスマスにはプレゼントを交換し合うし、何かあればすぐ相談します。そういう、かけがえのない存在が私にもいてくれるというだけで、世界はモノクロからフルカラーへと変わりました。彼らとの思い出は過去を懐かしむためじゃなく、明日を生きる糧になってくれています。だから絶対に、「今までありがとう」は言わないのです。ずっとずっと、「これからもよろしくね」を言い続けるのです。死が私たちを分けたとしても、きっとどこかでまた会える気がしているから。

 

楽しいこと、苦しいこと、つらいこと、嬉しいこと。

全部分け合ってとっておきの笑い話にしていくのが、私たちの生き方です。

皆さんにもきっと、そういう「仲間」「愛しい人」がいるだろうし、これからできるだろうと思います。私は教師で、未来ある子どもたちの相手をしているのですが、そんな「大切な人」を見つけて生きていってほしいと思っています。

 

「愛してる」の響きだけで 強くなれる気がしたよ

 

とはスピッツの曲ですが、ある意味で真理を突いていると思います。

愛はひとをつよくする。

そう思ったバレンタインデーでした。

昔話はこれにて終了です、それでは、また。

 

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愛しい人との食事風景。アランチャもいとしいねこちゃんです

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今年のバレンタイン、もらったものとあげたもの