ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

「ファッション・イン・ジャパン」に行きました

夏休み終盤ですが、桃ちゃんは相変わらずまったりしています。それはそれでどうなんだ。ごきげんよう。今回は六本木で開催されている「ファッション・イン・ジャパン」展のレポを書いていきます。

まずは概要から。国立新美術館にて開催中(9月6日まで)。休館日は毎週火曜。現在は事前予約制です。

ファッション、それは流行する衣服。そして第二の皮膚。これがものすごく刺さりました。私も趣味で洋裁をやっていて、身にまとうものに関してはそれなりに気にしているほうです。それを先人たちの歴史から紐解いていく今回の展覧会に、非常に注目しておりました。そして、その期待を一切裏切らない豪華絢爛な展示だったことをご報告いたします。いやもう本当にきらきらのふわふわでたまらなかったです。

洋装が入ってきた明治の頃から、人々は「自分らしさ」として「第二の皮膚」を身にまとっていました。着物を縫い直してワンピースにしたり、真知子巻きが流行ってみんな真似したり。今と変わらないですよね。そんなファッション=流行が、戦時下でいったん途切れますが、その後はまた衣服を自作する時代が戻り、そして大量生産と大量消費の時代へと移っていきます。そこから「テーマ性のあるファッションアイコンを使って、自分らしさを演出する」ことに繋がるのですが、日本を代表するデザイナー諸氏が生まれてくる、その始まりは森英恵なのかなと感じました。ものすごかったです、あの時代を先取りしている感じはどこから来るのか……

そしてコギャル、アムラーの時代(ちょうど私の生まれ育った時期と重なります)、ゴスロリの時代……このあたりはかなり共感というか納得できる部分が多くありました。「装う」ということは、自分の属性を表すことでもあり、かつ「みんなと同じ」だけれど「みんなとは違う」ことを主張したいのだろうな、と思いました。ストリートスナップや読者モデルという言葉も定着して久しい現代で、その始まりを垣間見られたのは非常に良い経験でした。

皆さんにとってファッションとは、何なのか? ――これを突きつけてくる展示だったと思います。私なりの答えとしては、「ネオ・自己表現」かな、と。人間にはいくつもの面(ペルソナ)があり、それを切り替えながら生きていく。その中でファッションに、乗るも反るも関わらず、立ち位置を示すことが「ネオ・自己表現」なんだろうと思っています。

会期終了間近、皆様ぜひ。それでは、また。

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