暑いですね。梅雨明けと同時にこれか……ごきげんよう、桃ちゃんです。今週の反省を粛々と。
実践を積み重ねた1週間
今週は「スキミング(Skimming)から精読へ」というテーマで実用文を読ませました。独学大全で基本的な文献の読み方を調べて、それを学校教育用にアレンジしました。こちらのツイートにまとまっています。
実践記録 #教育 #高校 #国語 #現代文 #授業記録 #実践 #反省 pic.twitter.com/nksGr5MhZi
— 星野 桃太郎 (@taro612maru) 2021年7月17日
基本的な流れは、刻読してから掬読を経て問読です。まずスキミングの技法を教えて要約文を作る練習を実施するところからスタートしました。小論文で受験する生徒も多く、課題文型のときの弱点に向き合う時間にもなりました。印をつけて、パラグラフの要点をつかむ。その後、まとめた内容の整合性がとれるかチェック。最終的に「作問者の視点で」文章を読み、筆者の問題意識や主張がどこにあるのかを体感的にわかってもらう、という感じ。
生徒によって進み具合が大幅に違ったので、追加のタスクとして芥川龍之介の小説『鼻』に関する論文を集めてスキミングさせてレポートにまとめさせるなどもしました。おおむねついてこられた生徒たちでしたが、難しいとは言っていたので、もっと私が問題のハードルを下げてあげなければならなかったです。説明の時間を短縮し、途中で指示を変えないこともそうですが、何よりも一貫した「方針」が見えないと生徒は混乱してしまうと思います。だから「入試で使える」「テスト勉強の時に使える」などのフレーズで動機づけを確固たるものにして、適当に取り組ませない、そしてひとつの「失敗の少ない」メソッドを編み出してやらせたほうがよかったです。
ただ、生徒も手ごたえは非常に感じたようですし、「勉強になった」「モチベーションの維持ができた」「やりがいがあった」という言葉を頂きました。それが純粋にうれしかったし、本来こういうこともできる生徒たちなんだなと、ポテンシャルを感じました。
Surface Proのポテンシャル
私は気付いてしまいました。pptxの活用はもちろんOne Noteの活用で、どこまでもモニターをサブ黒板に使えてしまうことに。One Noteでも取り込んだ画像に書き込みができて、何よりレイヤー(コンテナ)を重ねられるのです。横書き縦書き、自由自在。可能性と夢が広がります。このあとOne Noteで作った板書の例を「お役立ち」の中に入れますので、ぜひ。
私はお裁縫もそうですが、手持ちのものが思わぬ逸品である場合が多く、そのポテンシャルを活かせばいくらでも頑張れてしまうようです。宝の持ち腐れにならないように、なんとか指導に取り入れてみます。
告知
①毎週日曜18時頃にツイキャスを行っています。15分くらいで話しているので、ぜひ聞いてくださいね。質問、お悩み相談も受付中です。タイトルは「桃ちゃんのおしゃべり」。
②お盆休みに勉強会を企画しています。ひとつは教員向けの、不謹慎と名高い「死亡フラグTRPG」で柔軟な思考を身につける(?)企画。もうひとつは第4回の実践報告会です。
以上です、最後に写真を。それでは、また。