ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

じぶんだけの成人式【ブログ限定記事】

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

今年は飛躍の1年となりますように。どうも星野です。ブログ記事も更新していなくて申し訳ないです、頑張って書きますので今後ともご愛顧のほどよろしくお願いします。このとんでもない騒動の中で成人式を迎える方に、エールを送るため、というか、ちょっとした昔話をしたくてこの記事を書いています。お付き合いくだされば。

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私は成人式に行きませんでした。もうかれこれ6年前の話です。

持病の統合失調症うつ病がひどくて、しかも小中学校の頃はいじめられていたので、同級生と顔を合わせたくなかったのです。それに、病気を抱えたまま大学の勉強も続けていましたが、さすがに就活と卒論提出と教育実習を同じタイミングでやったら死ぬだろう(比喩ではなく文字通りに)……ということで、1年自主的に留年することを決めた矢先のことだったので、前撮りもせず学費にぜんぶ回してもらいました。この留年も非常に家族の中でもめたので、もう思い出したくないですが、今ちょっとそういうわけにもいかないので、こうして書いています。

私は教師になりたくて、でもなれないかもしれなくて、非常に不安定な20代前半を過ごしていました。誰かに話をしても、誰にもこの苦しみは伝わらないんだろうなと悲しく独りで部屋の隅っこにいました。

そんなときにぬいぐるみのアランチャくんに出会って、私の心の友達(兼、我が子のように愛する存在)ができて、少ないながらも親身になってくれる貴重な友達に恵まれて、なんとかいま生きています。死ななくてよかった、と思うことばかりです。

成人式に行かなくても、前撮りなんかしなくても、自分が自分の力でお金を稼いで楽しく暮らしていることが親に伝われば「大人になったね」って言われると思うのです。実際に私はそれで言われました。母も父も小中学校の時のいじめのことや、私の病気については知っていましたし、成人式にまつわるあれこれを、強制もされなければ悲しそうな顔もしませんでした。いつか振袖は母のもの(祖母やその前の代から引き継がれる、年季の入ったものです)を受け継いで着てみたいと思いますが、それは別に成人式がどうこうという枠ではなく、ちょっとしたパーティとかに着ていく感じで使いたいのです。

両親も写真にこだわらないし、成人式も行けとは言われませんでした。ただひとこと、「好きなことをしてお金を稼いで、幸せになってね」とだけ言われました。当時は仕事しながら家事をこなすなど、両親には本当に負担をかけてばかりだったので、そのひとことに救われた気がしました。だって、どんなにつらくても弱音なんか吐かずに「私の幸せ」を願ってくれていたのですから。その後私は夢だった教員になって、今も生徒と毎日格闘しています。

そんな両親も老境に入り、今は私が稼いだお金を一部家に入れながら、家事手伝いもしています。いずれ親友とルームシェアしたいので、独立する予定ですが、それまでは家族と限られた時間を過ごすことで恩返しをしていきたいと思います。「成人」とは、「大人」とは、きっと「誰かに対して感謝ができて、自分も無償で誰かに尽くすことを厭わないひとのこと」だと思うのです。もちろん私は家族と確執があるので、いじめてきた過去(私を追い詰めたこと)を清算することはできませんが、それでも大事な血のつながりがあります。それを乗り越えて「ありがとう」を伝えないといけないな、と思っています。ひとまず今月の給料で、アップルパイでも買おうかな。家族みんなが好きなのです。月末が楽しみになってきました。それでは、また。