寒くなってきましたが、心はいつもホットです。
どうも星野です。
今回は現在六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催中の「カードキャプターさくら展ー魔法にかけられた美術館ー」のレポを書いていきます。
この展覧会は10月26日から11月30日までが前期展示、12月1日から1月3日までが後期展示となっています。
私が行ったのは11月26日なので前期展示ギリギリでした。
平日に行くと割とスムーズに会場を回れるので、平日割引券(音声ガイド付き)をお供に観覧されることをおすすめします。
後期展示は予算の関係上行けないので、行った方レポ上げてください……本当に……お願いします……
さて、今回の展覧会は「カードキャプターさくら」史上最大規模であり、前後期で展示も大幅に入れ替わるとのこと。
グッズ付き前売り券が秒で売れていったところを見ていたので、「さくら」の盛り上がりは今最高潮に達しているのかもしれません。
CLAMP先生の直筆色紙がスタート地点にあって、もうそこで私は「来てよかった」と思っていました。いやほんとに。
最初に迎えてくれたのは「はじまりの書庫」。
本型のパネルで「さくら」の推しポイントについて各界の著名人からのコメントが掲載されていました。
「さくら」の世界を彩るバトルコスチュームの可愛さは女の子の永遠のあこがれだとか、いろんな形の「すき」という感情を受け入れる優しい世界観が魅力だとか、作中に登場する「手作りの品」が意外とキーアイテムだとか、時に背中を押し、時に人生観を変えるような名台詞に溢れているだとか……
個人的にはここでもう涙腺が崩壊していたのです(ミッツ・マングローブさんやあさのあつこさんのコメントが素敵すぎました)が、涙をこらえて次のエリアへ。
オープニングムービーを見た後はまず「花(フラワー)の部屋」です。
作中に登場する植物のイラストに、その花言葉を添えてありました。
ここは参加型の部屋で、花のシールを一枚貰って壁や床などに貼っていくことができるのです。
開始直後から皆さんの想いがハートの形を作り上げたことで有名になったコーナーですね。
続いては「包囲(シージュ)のアトリエ」です。ここは知世ちゃんのバトルコスチュームを作る部屋を「包囲」のカードで包んだ、という設定になっています。
バトルコスチュームの実物が置いてあって、私はもう感無量でした……同じハンドメイドを志すものとして勉強になることの多い場所でした。
もこな先生のミニチュアドレスも展示されていて「そんな貴重な品を蔵出しするなんて……!!」とひとり興奮しておりました。
可愛い衣装が実際に目の前にあると、元イラストからの再現率の高さにただ驚くばかりです。知世ちゃんすごい。
私はこのアトリエだけで1時間過ごせると思いましたし、何なら住みたいです。
次は「迷(メイズ)の原画コーナー」。各キャラクターの関係性ごとに印象的なシーンを集めたファン垂涎&必見のエリアです。ここは後期だと展示が総入れ替えだそうです。前期では大切な人との繋がりがテーマで、例えばさくらちゃんと知世ちゃんとか、さくらちゃんと小狼くんとか、そういった関係性からのピックアップでした。迷路のように入り組んでいて、かつ結構長いので多少覚悟は必要かもしれません。
続いて「記録(レコード)の部屋」ですが、ここも参加型のエリアでした。展覧会のLINE公式アカウントと友だちになることが前提ですが。LINEのトークルームに自分の好きなシーンをコミックスの中から選んで写真を撮り(任意でコメントもつけられます)、送信すると、部屋の中央のモニターのタイムラインのごとく映るのです!!
コメントや選んだ場面からファンの皆さんのいろいろな想いが感じられて素敵な空間でした。
最後は特大ケロちゃん(平日のみ、12月21日まで撮影可能)のコーナーと、歴代のカードの実物展示。
壮観としか言葉が出ませんでした。
大きいケロちゃんはふわふわしていてかわいかったです。写真を撮りたい方は平日を狙いましょう。人も少ないですしお勧めです。
カードはいろいろな思い出がよみがえってくるようで、ファンとしてはどのカードが好き? なんていう話もできて楽しかったです。
そして……
エリアの中央に置かれた大きなクリアカード。
それはさくらちゃんが強い魔力によって生み出した新たなカードです。
裏を見ると……!!
これは是非その目で確かめてみてください!!
これも後期は展示替えになるそうなので今のバージョンを見られるのは11月30日までです。
今回の展示は撮影可能エリアが多く(原画コーナーを除きほとんどOK)、記念撮影もガッツリできました。
音声ガイドは前期がさくらちゃん・ケロちゃん・小狼くんで、後期がさくらちゃん・ケロちゃん・月なのですが、正直前期大当たりです。甘酸っぱい会話ににやけること間違いなし。
あとは、随所に置かれた知世ちゃん目線でさくらちゃんを眺められるというボックスもあります。(需要がどこにあるのかはさておき)なかなかシュールで面白かったです。
「カードキャプターさくら」が世界中の人々に愛され、そして20年経った今もなおたくさんのファンを魅了してやまないというところに圧倒されました。
それはきっと「さくら」の世界が、優しく温かな愛情に満ちているからだと思います。
たくさんの愛情を注いで制作してくださるCLAMP先生はじめ関係者の皆様、たくさんの愛情をもって作品を読んだり観たりするファンの皆さん、双方の想いが詰まった記念碑的な展覧会になっています。
クリアカード編から好きになった方も、往年のファンも、一緒になって六本木ではしゃぎましょう!
コラボフードやステッカーの特典もあります!
物販も可愛いものだらけで散財間違いなし!
「カードキャプターさくら」のパワーは凄まじい、というお話でした。
次回の展覧会予定は上野のフェルメールとbunkamuraザ・ミュージアムで開催中のロシア美術(トレチャコフ美術館)かなあと。
またレポートしますのでご期待ください。
それでは、また。