ゆったりまったり雑記帳

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打倒! やりがい搾取【note・ブログ共通記事】

そろそろ冬休みなのですが、一向に予定が埋まりません。旅行にでも行こうかしら、ひとりで。

どうも星野です。今回は「打倒! やりがい搾取」と題し、新社会人が経験したブラックな職場の話をしたいと思います。

これをきっかけに、新社会人が何を求め、どんなふうに働きたいと思っているかを知っていただけたら嬉しいです。

 

まず最初は、介護職のAさんのお話。

もともと自分の希望で現在の仕事に就いたのですが、法令で定められている量の休みが取れない(慢性的な人手不足によるものだそうです)、そして給料が低いということを嘆いていました。

夜勤もあるので、体力がもたないと(20代前半の段階で)言っていました。残業手当は出るものの、あまりに多すぎるとも。

これから確実に需要が高まる、言い換えると最も大切にされねばならない仕事のひとつがこの仕事だと思うのですが、それに見合った環境じゃない、と言っていました。

 

続いて、飲食系のBさんのお話。

大学ではゲームデザインなど全く関係のない分野の勉強をしており、この世界には何も経験がない状態で入社。福利厚生の面で選んだそうですが、最近はそれが満足にというか、十分に与えられていない状況に不満を感じています。

祝日などの休みを会社で決められている通りに取らせてもらえない、実家の近くを希望したのに勤務地が遠い、そして上司のパワハラ

このままの状態が続くなら一年過ごす前に転職すると言っていました。

 

これらの話を聞いて、新社会人はみんな「こんなはずじゃなかった」的な絶望を一度は感じるのかもしれない、と思っていた時期が私にもありました。

しかし私は特に職場に不満はありませんし、今の不安定な立場も承知の上でやっているので、何かおかしいぞと思い始めました。

 

小学校勤務のCさんとDさんは、初年度に荒れたクラスをひとりで担当することになり、うつ状態になって学校へ行けなくなったこともあると言っていました。

小学生は善悪の判断がまだつかない頃なので、自分のしでかしたことの重大さに気付けるようになるまで時間がかかるとは思いますが、あるひとは「保護者面談が怖かった」と漏らしていました。

こちらも子どもたちが将来困らないようにするための大切な仕事のはずなのに、どうやら教師を人間と思っていない児童生徒・保護者が多いようです。

(これに関しては私も「あ、今私は生徒に人間と思われていないな」と思う瞬間があったので、まずは理詰めで叱り、問題行動の多い生徒は容赦なく生徒指導部に回し、定期テストもほぼ記述にし、厳しく成績をつけたため「あいつはヤバい」と思わせることに成功しました)

教職に就かない若者が増えていると聞きますが、そういう状況を作り出したのは誰ですか? と問いたくなります。

 

私たち新社会人は、別に働くことが嫌なのではありません。

むしろ仕事の内容は楽しいと言っている仲間は多いです。

それでも心を病んでしまったり転職したりするのは、職場の環境が悪いからにほかなりません。

 

きちんと休みがとりたい。まずは体を休めて、体力が回復したら余暇を使って遊びたい。

職場で悩みを相談したい。自分が困っていることを伝えて、わからなかったところは根気強く教えてほしい。

叱られるのが嫌なのは当たり前ですが、自分のしたことに責任は取るつもりでいるのです。

そして働いたなら相応の対価を会社(雇用主)から得たいのです。

みんな初任給は20万もなかったと言っていました。

それで消費が冷え込んだとか、若者の○○離れとか、よく言えますね?

誰がそういう状況にしたのかわかっていないのですか?

 

私が甘いことを言っているとはあまり思っていなくて、たぶん新社会人はみんな似たようなことを感じていると思います。

24時間戦えますか」は古いんです。

8時間働いたらゆっくりさせてほしいんです。

ただでさえ低い月収に、年金・税金がのしかかり、子どもを育てるのにもお金がかかるとなれば少子化に歯止めがかかるわけがありません。

どうしてそれがわからないのか、理解に苦しみます。

これからは「ゆるく、ゆかいに、ゆっくりと」働くのがスタンダードになるでしょう。

というか、なってくれないと困ります。

自分のペースで楽しく仕事ができる環境を、この記事を読んだ偉い人が整えてくれることを願います。

今回はこのあたりでおしまいです。

次回こそもうちょっとハッピーなおはなしを提供したいなと思っております。

それでは、また。