爆音を浴びるのが快楽になっています。
耳がおかしくならないか心配です。
どうも星野です。
今回は2019年3月18日に渋谷O-Crestで開催された「ハナミズキ」という音楽ライブイベントの様子をお伝えします。
行った動機は至って単純。
EARNIE FROGsがいたから。
推しバンドが元気に活動しているうちは投資するのがファンの務めです。
渋谷O-Crestのサイトはこちら→ https://shibuya-o.com/crest/
5階まで階段でのぼるので、めちゃくちゃ疲れます。
スニーカーと動きやすい服必須。
ライブ会場は結構広めで、客席との距離も近いです。
今回のライブイベントでは計6バンドが参加されていました。
どこも個性的です。
最初は「モクメノキ」。
Twitterはこちら→@mokumenoki
すごく繊細で泣けるロックです。
ヨルシカとかback numberが好きな人はハマりそうな印象。
温かくてしっとりしたメロディと歌声に涙しました、感傷に浸りたい時に聴くのがオススメ。
メッセージ性の強い歌詞にも注目です。
余談ですが、訛りのある語り口がとても愛らしかったです。
これからも事あるごとに推していきます。
続いて登場したのが大好きな「EARNIE FROGs」!
Twitterはこちら→@EARNIE _FROGs
混声ボーカルによるハーモニーや個々人の技量の高さが特徴です。
何度も言いますがUNISON SQUARE GARDENが好きな人は聴いたらハマります。ソースは私。
クオリティの高さ、安定感は多分今回来ていたバンドの中でもトップクラスです。
純粋なエールソングからミステリアスな曲調まで何でもこなせてしまうところがすごい。
物販でギターのテラオさんとお話する機会があり、「教員の方や教育系志望の大学生さんがファンに多い」という情報を得ました。
類は友を呼ぶ……?
テラオさんがとても優しかったので好感度MAXです。
また都内に来てくださるそうなので応援しに行きます!
3番手は「tenoto」。
彼らの持ち味は、演奏全体から感じられる明るさだと思いました。
場を盛り上げるのもお上手で、この日のうちで一、二を争う会場の一体感を生み出していました。
聴いていて元気になれる正統派の邦ロックです。
ですが古さはまったく感じず、今でも色褪せない味わい深い曲を書かれています。
Mr. Childrenに連なる系譜のようなものを感じました。ミスチル好きの方は一度聴いてみてください。
個人的にはどこか儚い印象のある曲・「怪獣と兵隊」がツボで、サビの終わりに放たれる「僕だけの言葉見つけたいんだよ 長い旅路の終わりまでに」という歌詞にウルッときてしまいました。
次に「.(any」が演奏しました。
Twitterはこちら→@dot_any
1曲のうちでリズムがめちゃめちゃ変化するのです……!
それでもひとつの楽曲としておさまりがいいというか、そのイレギュラーさに惹き付けられるというか。
「今日来ているバンドの中でいちはばん女々しい曲を歌います」というご発言にちょっと笑ってしまったのですが、誰しもが持つ柔い感情に目を向けた歌詞や技巧を凝らすよりむしろ感情を表出したようなギターなどから、良く言えば「エモい」、悪く言えば確かに「女々しい」のかもなあ、と思いました。
Twitterにライブの様子がアップロードされているので気になった方は是非視聴してください!
ここで登場したのが「イロムク」。
下北沢が本拠地らしいです。
ボーカルさんの声の感じが独特で、ガツンとパワーのあるロックサウンドなのに歌詞が切ないです。
おそらくKANA-BOONが好きな人はハマる。
ライブ最後で披露してくださった「他人」はすごく素敵でした。
素朴ながら言葉選びが歌詞の世界観に奥行きを持たせているところが魅力です。
浸ると中毒になるかも。
最後は「goodtimes」のお二人。
Twitterはこちら→@goodtimes_info
サポートメンバーにちょっかいを出したり、歌詞を間違えたら即座にツッコミを飛ばしたりするなど、かなり陽気なお二人です。
MCはほとんど漫才。
でも奏でる音楽はおしゃれ感満載。
Mrs. GREEN APPLEが好きな人とは親和性高いかも……?
ライブ終盤にも関わらずハコは大盛況で、アンコールにも秒で反応するサービス精神の高さからもその人気ぶりが伺えます。
はじめてのワンマンライブの思い出などを楽しそうに語るお姿から、本気で音楽を愛しているのだな、と感じました。
音楽を愛する。
愛し方は様々で、その結果として生まれる感情や想いも人それぞれだと思います。
しかしあの空間であの時間を共有したことで、「音楽を愛する」ひとたちの共通点のようなものを発見しました。
それは、「リスペクト」の精神です。
音楽を奏でるひとたちに対する尊敬と愛情の念が、聴衆にはありました。
そして音楽を奏でているひとたちにも、聴衆に対する尊敬と愛情があったように感じます。
音楽を作り、奏でて生計を立てることの難しさを語った方もいました。
それでも音楽の道を諦めない姿勢に私は感動しましたし、他の聴衆もそれを受け止めてそれぞれ想いを馳せている様子でした。
たくさんのひとに共有されて初めて、音楽はその意味と価値をいっそう高めるのだと感じました。
今はまだ誰にも聴いてもらえなくても、たゆまぬ努力とチャンスをモノにする度胸があれば、結構うまくいくのかもな、とも思うなど。
これはどんな夢を追いかけているひとにも言えるかもしれませんね。
アンダーグラウンドなほうがいいとか、広く受け入れられたほうがいいとか、それは個人の価値観ですのでとやかく言うつもりはありません。
ですが。
「どんなヒットソングでも 救えない命があること いい加減気付いてよ ねえ だから音楽は今日も息をするのだろう」
とUNISON SQUARE GARDENは「シューゲイザースピーカー」という曲の中で歌っています。
それはおそらく、アングラなものにもメジャーなものにもそれぞれ価値があり、どちらかにしか救えないひとがいる、それでも音楽が届かないひともいて、だからこそ音楽はもっと発展しよう、新しいものを創りあげよう、感動を届けよう、と活動し続けるという真理を指摘しているのではないかと思うのです。
互いに互いをリスペクトしながら、日々のつらいことに立ち向かったり、新しいことに挑戦したり、そういった「頑張っていく勇気」を与えあう活動の媒介に、音楽はあるのかもなあ、と思いました。
今回はここまでです。
またライブハウスに突撃しますので、お楽しみに。
それでは、また。