新たな沼を見つけました。
どうも星野です。
今回はtime tokyoというライブハウスで開催された『neoki』~welcome ofutonあさまだきツアー~というライブイベントのレポートをしたいと思います。
Time tokyoさんのリンクはこちら→https://time-tokyo.com
何故これに行ったかというと、最近私がハマっている「EARNIE FROGs」(アーニーフロッグス)という名古屋のバンドが来てくれる、という話を聞きつけ、それならばと(ろくにライブハウスに行ったことなどないくせに)出陣したわけであります。
居心地のよいバー併設のライブスペースで、お酒を飲みながら音楽を楽しみました。
出演したバンドは5組。
順にご紹介していきます。
トップバッターはモルダウ。
Twitterリンクはこちら→@moldauadlom
八王子が拠点のバンドです。
ラップとロックの融合がライブハウス全体のテンションを上げてくれました。
なんとこの日、ライブ3連続の最終日。
にも関わらずお元気でした。
MCで語っていた、ひとりひとりが主人公、というメッセージが印象深かったです。
スロウだけどアガる音楽。
歌詞にも感動するので、よく聴いてみてください。
あとボーカルの方が盛り上げ上手でした。
私にも仲良くお話してくださって嬉しかったです。
二番手は大好きなEARNIE FROGs!!
Twitterリンクはこちら→@EARNIE_FROGs
名古屋を拠点とするバンドです。
王道の爆音ロックが持ち味。早いテンポの四つ打ちが好きらしいです(ギターのテラオさんのTwitterより引用)
とにかくクール。かっこよさが上限を超えている。
そして混声ボーカルのハーモニーが素晴らしいです……個人的にベースの尾形さんがメインボーカルを担当している「リアリティ」という曲が大好きで、それを生で聴けたときは本当に感動して、心が震えました。
そして泣きました。
私音楽聴くと涙が出るタイプなんです……。
テラオさんのギターが超絶テクで、パフォーマンス上手だなという印象。
UNISON SQUARE GARDENが好きな人は好きそうです。
私もUNISON SQUARE GARDENが最推しなのでドハマリしています。
3番目はペントノートというバンドでした。
Twitterリンクはこちら→@pentonote_tweet
インディーズで、普段はサポートメンバーを含めたバンド編成で演奏しているのですが、今回はメインで活動されているおふたりだけでの出演でした。
楽曲はとにかく可愛くて爽やか。
繊細な女声ボーカルが特徴です。
テクノと弾き語りが混ざっていて不思議な感じがしました。
シュガーボイスなスウィートロック、という売り文句に間違いはありません。
キーの高いハミングがキュートでした。
2018年8月に始動したばかりなので、これからの活躍に注目です。
4番目はofuton(おふとん)。
大阪から来たバンドです。こちらもライブ3日間連続。
バンドマンすごい。
楽曲がとにかく切ないです。しっとり系。
歌詞が独特で、印象的なフレーズの繰り返しが多く、脳裏に焼き付く音楽です。
透明感のある女声3人分の威力は凄まじく、コーラスだけでもかなり素敵。
たぶん寝る前とか聞いたら圧倒的に安眠できるなと感じました。
スピッツとか好きな人は好きそうなイメージ。
最後はGecko & Tokage Parade(げっこーあんどとかげぱれーど)。
こちらはインストバンドで、よくジャズのライブハウスで演奏されているとのこと。
ピアニストのWataru Satoさんがバンドで活動しているときはこちらの名義だそうです。
とにかく音のパワーが尋常じゃなかった。
爆音で奏でられる超絶技巧の数々と、楽曲自体がまとっているおしゃれな雰囲気とのギャップに、やみつきになりそうでした。
そしてバンドメンバーのイケメン具合が半端じゃないです。
トリにも関わらず大勢のお客さんが待ち望んでいたご様子だったので、相当人気なのかな……と思うなど。
インストもかっこいいですね。
私はライブハウスに足を踏み入れたのも初、そしてこんなに近くで演奏している姿を拝見したのも初。
はじめてづくしのイベントでした。
知らないバンド、知らない曲のほうが圧倒的に多かったのに、演奏されている方々の「音楽が大好きだ」という強い想いがひしひしと感じられて、もう見ず知らずの他人ではないというか、奇妙な連帯感が生まれました。
以前ブログの方で、「音楽の好みを話すのは一種異文化交流のようなものである」と持論を述べましたが(ご興味のある方、是非 http://hoshino-momotaro-1616.hatenablog.com もご覧ください)、どのバンドも個性的なのに音楽という共通の文脈、あるいはコードを介して、ひとつのライブイベントを完成させているというところに人間が生み出した「音楽文化」の奥深さを感じずにはいられません。
初めて聴いた音楽でも「すてき!」と感じたら楽しい気持ちになるし、その曲を書いた人が感じた哀愁や切なさも共有される。
音楽は、自分の好きなメロディや歌詞など、身体感覚にフィットするものを選んでいくという意味において、バンド・個人ごとに唯一無二の「音楽的アイデンティティ」を形成するのだと思います。
だから自分とは違う「音楽的アイデンティティ」を持つ人とは必然的に「異文化交流」と呼ぶほかない状態になるのでしょう。
ですが「音楽的アイデンティティ」を部分的にでも誰かと共有したり、新しいものに触れたりしたとき――それはこういうライブハウスでの公演がいい例だと思うのですが――共同体意識が生まれて、固定のファンがつくのではないかな、と考えました。
もちろんこれからはネットで音楽が聴ける、MVも視聴できるという時代ですので、時間的・空間的な「場」の共有による共同体意識の形成は古いのかもしれません。
しかし自分の好きなコンテンツだけを選ぶより、もっと開かれた体験をするよろこびは消えないのではないかと強く思わせてくれるライブでした。
ここでご紹介したバンドの次回公演は各Twitterをチェックするか、バンド名で検索をかけてみてください。
応援しがいのあるバンドばかりですので!
今回はここまでです。
それでは、また。